見出し画像

自分大好き!になれば毎日が楽しくなるよ

自分の事、好きですか?

まるでナルシストの質問みたいですね。私は自分が大好きです。今は。

昔は自分が大嫌いでした。すごく卑屈で、そんな考え方の自分が更にキライ。鏡を見れば低い鼻に不格好な目。なかなか決まらない髪型。見下ろせは太い足。ファッションもいまいち。だって着れる服がないんだもの。ダイエットも続かないし、成績もたいしたことないし、無難な会話、無難な性格、無難な人生。そんな自分が大嫌い。

そしていつも「誰かここから連れ出して!」と心のなかで叫んでいました。

あの時は、「悲劇のヒロイン」に浸っていたんですね。かなりどっぷりと。自分ではもちろん意識していませんが、かわいそうな私・・・に酔っていたのです。そして本気でいつか誰かが救い出してくれると信じていました。

そう。信じるのはいいのですが、文字通り部屋で寝て待っていたのです。

笑っちゃいますよね。「あー。だるい。気力ない。眠い。めんどうだ。」とひたすらダラダラした生活を謳歌していました。プラス自己否定。

でも、こんな自分でも転機がくるんです。最初の転機は仕事を自分で決めたことです。新卒で就職した職場を2年で辞めてからは、実家でバイトしながらうだつの上がらない日々を過ごしていました。再就職のあてもなく途方にくれてましたが、「派遣」という職種を見つけます。アルバイトよりははるかに時給がいい。

まだそれほど派遣が浸透していない時代だったため、同級生の友達には「怪しい仕事なんじゃないの!?」とかなり心配されました。(後に気づきましたが、たんに友達の知識が狭いだけでした。もちんろん自分の知識もだけど。)

派遣会社に登録。初仕事は電話の受付。それほど難しい仕事ではなく、時給もいい。少したまった貯金でやっと一人暮らしも始めることが出来ました。それなりに楽しく毎日過ごしていました。

派遣で転々と職場を変えていたため、色々な友達と出会いました。仲良くなり楽しかったのですが、コンプレックスも増すことに。かわいいんですよね、友達が。一緒に合コンいっても、私は友達の引き立て役。友達は彼氏が切れた事なく、私はずっと彼氏なし。なんなんだ、この差は。そこでまた「どうせ私なんて」です。

かわいい=彼氏いる。ぶさいく=彼氏できない。

勝手に方程式をつくり上げて、やっぱりその通りと自分で納得。まあしょうがないやと諦めてました。しばらくずっと何年も諦めてました。悪あがきで毎週のように合コンに行っていました。ほぼ全て実りなしだったけど。おかげて対人スキルだけは上がりました。

そして訪れた二度目の転機。それは、どうでもいいや。

仕事が忙しく、彼氏も出来ず、なんのために生きているのか。全く分からなくなりました。そしてどうでもいいや、と思ったのです。肩の力を抜いたのです。そしたら不思議と彼氏が出来ました。

この時期に始めたのが、鏡に向かって自分で自分に話しかけたり、笑いかけたりすること。自分自身と向き合ったんです。最初はすごく恥ずかしかったですが、どんな顔で笑っているのか客観的に確認することが出来ました。これが大きな発見。まあ、ブサイクでしたよ。自分の笑顔って。

そこから、どんな風に笑えばこんな自分でも綺麗に見えるか研究したんです。最高の笑顔を鏡の前で作ったんです。そして鏡がなくてもその笑顔が作れるように練習したんです。けっこう難しかったです。そして意外にもちゃんと笑顔がつくれればそれほどブサイクじゃないって気づいたんです。

もともとがコンプレックスの塊だったので、人に対して「笑いかける」ことにものすごく抵抗がありました。でも、鏡の練習で、笑顔に抵抗が少しずつなくなっていきました。そして意識してニッコリと笑顔が作れるようになりました(相手からみたらちょっといびつな顔してたかと思います)。

笑顔が作れるようになると、不思議と自分自身を好きになる事ができました。あんなに嫌いだったのに、自分が自分を好きでなければ、誰が好きになれるだろうと思ったんです。自分だけは自分を好きでいてあげようと。

不思議なもので、好きになると好きな箇所が見えてくるようになりました。

低くてコンプレックスだった鼻は、メガネ後がシャドウみたいになって、まったく気にならなくなりました。不格好な目は年齢を重ねるとまぶたの重みで自然に二重になりました。なかなか決まらない髪型でしたが、髪の量の多さを活かしてスパイラルパーマでラテンっぽい雰囲気に変えました。太い足は日本人向けでなくても、海外では人気。視野を広げれば全く気にならなくなりました。今はお尻を鍛えて、脚よりお尻に目がいくようにしています。ファッションはメリハリを。仕事はダサくていい。私服に集中して自分に似合う服を探しました。海外ブランドなら多少太くても全然着れる。ダイエットよりも健康重視。健康美を目指しました。成績は、それってあんまり気にする人いないですよね。そんな人は友達にいません。とにかくマイナスオーラを排除して、一緒にいて幸せな気分に自分も相手もなるように心がけました。

そしていまでは自分が大好きです。素晴らしい人生。素晴らしい仲間。素晴らしいパートナー。ちょっとこそばゆいですが、本当にすべてに感謝しています。

小さな事に感謝出来るようになり、小さな事に感謝出来るようになったら、すごく幸せになりました。そんな自分が好きになり、それを好きになる仲間が集まってきます。

周りは変化しませんが、自分が変化すれば世界は変わります。自分を否定する前に、自分を見直し、見つめて、世界を変えてみてくだだい。世界は楽しいですよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?