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ガット選びのポイント バドミントン編

ゲージ(太さ)

バドミントンのガット(ストリング)の太さの目安として

・0.62mm以下 超極細

・0.63~0.65mm 極細

・0.66~0.68mm 細

・0.69~0.71mm 標準

・0.72mm以上 太

このように私は感じております。


ガットの太さによってどのような性能に違いが出るかをまとめました。

・打球感  ←球離れが速い / 球持ちがいい→ 

・反発力  ←高い / 低い→ 

・打球音  ←高い / 低い→ 

・スピン性  ←球離れが速い / 球持ちがいい→ 

・耐久性  低・切れやすい / 高・切れにくい→ 


テンション(張りの強さ)

ガット(ストリング)を張る時の引っ張る強さの単位。

ポンド(lbs)やキログラム(kg)で指定します。

テンションによってどのような性能に違いが出るかをまとめました。

・打球感  ←やわらかい / かたい→ 

・反発力  ←高い(たわんで飛ぶ) / 低い(板のような状態)→ 

・打球音  ←低い / 高い→ 

・スピン性  ←高い / 低い→ 

・耐久性  ←高い / 低い→ 

こだわる人は側糸も!

ほとんどのバドミントンのガットは

中心部より芯糸、側糸、コーティングで出来ています。

この組み合わせでガットに個性があらわれます。


まずは、

側糸マルチフィラメント3列編み込みタイプ

現在バドミントン市場の大多数がこのタイプ。

写真はヨネックスの強チタンのパッケージより

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次は

側糸扁平(楕円)タイプ

・コルクへの接触面が大きく食いつくような引っ掛かり。

・カット、スピン、ヘアピンにこだわる方におすすめ。

・打球感は硬いものが多いです。

・柔軟性が低いのか角切れ(フレーム近くでのヘタ切れ)しやすい。

世界のトップ選手の使用率はかなり高めです。

韓国ナショナルチームの選手はほぼこのタイプを使用していました。

ヨネックス BG80、ビクター VBS-68、ウイルソン PX68がこのタイプです。

ウイルソン CX66 は扁平糸を使用していますが、編み込み密度を少なくしており打球感も硬くなく女性やパワーの無い方にも扱いやすくなっています。

写真はBG80のパッケージより

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最後に、

側糸マルチフィラメント&扁平のハイブリッドタイプ

ヨネックス ナノジー99がこのタイプ

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側糸の特徴を知るとガット選びもより楽しくなるかな!?


張り替えの目安

バドミントンはテニス等に比べて切れやすく、切れてから張り替える方が多いです。

切れていなくても

・打球感が鈍い

・飛びが悪い

と感じたら張り替えをおすすめします。

飛びにくくなったガットで、力んで飛ばそうとプレイすると

手首、肘、肩等を痛めることもありますのでご注意ください。

季節の変わり目、メーカーさんも3か月ごとの張り替えをおすすめしています。


おまけ

私がバドミントンを始めた1989年頃はガットの種類も少なく、

0.70mmゲージのヨネックスBG65が主流でした。

0.70mmより細いものはほとんど無く、太いものは0.75~0.80mmまであったように記憶しております。

店を始めた2001年以降0.66mm以下の細いガットが各メーカーさんから発売され、今では細めの0.65~0.66mm、太めの0.69~0.70mmが売れ筋で2極化しているように感じてます。

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