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マイ・ディア・サキソフォン

こんばんは。本日の執筆担当、coda-nous-quiの男の方、noriです。

昨日のシホさんのご紹介に預かりましたように一応サキソフォン奏者をやっております。と言ってもサキソフォンを始めたのは23歳から、社会人になった年でした。我々の頃は大学出たらバンドは辞める、というのが常識だったのですが反するように未経験の楽器をそんな歳で始めたワケです。

きっかけは大学のバンドサークルの後輩が、サキソフォン未経験者のワタシになぜか「アルト・サックスでウチのバンド入りません?」とオファーしてきたこと。十代の頃よりやってみたい楽器だったので、そのバンドの為に御茶ノ水の下倉楽器で中古のアルト・サックス、yanagisawa A-50を9万円くらいで購入したのがワタシのサキソフォン・ライフのスタートでした。

サキソフォンはジャズの花形楽器ではありますが、ワタシの世代だとニューウェーヴ系のロックバンドにいたサキソフォンが、シンセサイザーくらい衝撃的でカッコいい楽器だったのです。元プラスティックスの立花ハジメ、JAPANのミック・カーン、No New York系だとジェイムス・チャンスとかジョン・ルーリーみたいな「巧くないけどカッコいい」プレイヤーに感化されてサキソフォンに憧れた10代だったので、「どうせ吹奏楽部やジャズ研みたいには吹けないから、ブギョギョギョ言わせて面白がらせれば良いや」という感じで始めて今に至ります。コルトレーンやロリンズを目指してたらとっくに楽器辞めていたでしょう(笑)。

ずっとやってみたかったんですが、高校の吹奏楽部が応援団だったので「コレは違うな」と思い・・・大学時代は「管楽器は吹奏楽部の聖域」みたいに勝手に思ってサキソフォンを手にすることはなかったのですが、人生何がきっかけかわかりませんね。

今日の一曲はベン・ワットの「Some Things Don't Matter」(1983/Cherry Red)

男女二人組の男の方、ということで選びました。UKジャズの名アルト・サックス奏者、ピート・キングのソロが良いんですよ。

写真は2017年、ストックホルムで撮影したアルト・サックスでストリート・パフォーマンスをする小学生三人組。なかなか良い演奏でしたよ、今は高校生かな?

nori

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