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どんな時でも時でも暮らしには美しいものを取り入れる。

「見たものしか作れない」
と言われたことがある。
フラワーアレンジメントのアイディアは、どれだけモノを観たかで決まると先生が仰った。
出先で時間の余裕がある時はなるべくモノ、コトに出会うようにしている。
今年は大小合わせて13の催しを観ることが出来た。

細密な線でちょっと謎めいた絵を書くヒグチユウコさん。八ヶ岳を背に凛と建つ八ヶ岳ヒュッテ。
どれも印象深い

今年のコレクション

 こども達の学費が一番かかる頃に経済的な不安が重なった時があった。
母には心配かけないように多くは言わなかったが、母からかけられた言葉が
「色々大変だけど、美術やきれいな物を観る時間とお金だけは確保しなさい」
だった。
「観に行っていいんだ」
とすっと心が落ち着いたのをよく覚えている。気が張っていたのだろう。

無駄なこといっぱいしないと成長できないからとも母は言っていた。確かにそう。
どれだけ見るや読む、経験したかでふとした時に力になることが大いにある。
花生けの先生の「見たものしか作れない」は、経験したことが解決や成長につながることを仰ったのだろう。

暮らしの中に花を取り入れて、いつしか誰かや何かの力になると信じている。
そのお手伝いが小さくても出来る教室になればうれしい。



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