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読書感想画 - Think Clearly -

どうも本を読んでも全く記憶に残りません。なにやらインプットしたらアウトプットが大事だという記事を見かけました。雑多な個人的メモや読書感想画をアウトプットする先としてnoteを利用させていただきます。

今回読んだ本は
Think Clearly - (著:ロルフ・ドベリ )
です。

彼は本の中で52の "Surprising Shortcuts to Happiness"を紹介してくれていますが、その中で私の好きな3つをここに残します。

第10条目:すでにあなたは途方もない幸運に恵まれている

著者曰く:
「現代を生きている人間は、これまで地球上に存在した全人類のうちのほんの6パーセントにすぎない。ホモサピエンスが世界に誕生して以降、過去30万年の間に生まれたすべての人間の中で、いまの時代に活きているのはそのうちのたった6パーセントだ。」

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自分が、ローマ帝国の奴隷、あるいは江戸時代の士農工商の階級制度のあった頃、なんでもいい、そんな「職業選択の自由」すら無い時代に生まれていた可能性が94%もあった。であれば、自分のもった能力なんてどれくらい活かすことがそもそも出来ただろうか、と。

この考え方・問いは「感謝の気持ちと謙虚であろうする気持ち」を思い出させてくれます。また、私が日本という比較的恵まれた国(現代であっても紛争や貧困問題に喘ぐ国・職業選択の自由が無い国は多くありますから)であることを考えると、この6%よりも更に低い確率の幸運に恵まれていると考えるべきでしょう。

いやいや、そんな日本に暮らしていても毎日いろいろとストレスは確かにありますが、「一歩引いて考えてみる」と、確かに著者の言う通り

~すでにあなたは途方もない幸運に恵まれている~

だと思います。

第15条目:お金がもたらす幸福度のお話

著者曰く:
「世帯年収が10万ユーロを超えると追加収入が与える幸福度に与える影響はゼロになる」

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これは結構有名な話ですね。この本を読む前から似たようなお話は聞いたことがあります。実際にちょっとgoogle先生に "年収" "幸福"で検索するだけで沢山記事がヒットしますね。ただ、たまに忘れがちになるので、あらためて心のどこかには置いておきたい考え方です。

第39条目:心の引き算をしよう

これは少し分かりにくいタイトルですが、本の中の例はとても分かりやすいので、そこをメモとしてここに残します。

著者曰く:
銀メダリストの幸福度は銅メダリストのそれよりも低い。これは1992年バルセロナ五輪でのメダリストアンケートでも明らかになっている。それは銀メダリストは自分と金メダリストを比較し、銅メダリストは自分とメダルに届かなかった選手を比べたからだ。

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このアンケート結果は、私にとっては「メダリストも普通の人なんだなぁ」という意味で結構痛快というか、とても印象的な一文でした。よく「アスリートは自分との闘い」という表現がなされ、そのアスリートの世界一を決める祭典であるオリンピックの世界最高選手たるメダリストのアンケート結果がこれですから。

著者のポイントに戻ります。私なりの「心の引き算」についての理解は下記です:
「人は目の前の物事をどうしても相対的に捉える生き物である。であれば、目の前の出来こととの比較相手(引き算)として、何を持ってくるのか、それ次第で同じ事象も、まったく違ったように見える。そしてその捉え方次第で実際に自分の脳に上がってくる感情もある程度コントロールできるのだ」

以上、52の「考え方」のうち3つをまずは自分の忘備録としてここに残しました。とはいえ、どうせ私はまた忘れてしまうので(笑)、また読み返したい本の一つです。





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