はんだ付け無し!電子工作・DIY初心者が作るコンパクトな自作ポプコン(pop'n music Lively用)
こんにちは!たぬです。
今回初めてコントローラーを自作したので
自分の覚書も兼ねて作り方を残しておこうと思います。
簡単に作れたので、
「ポップンやりたいけどポプコン無いしな〜…」
「専用コンやっぱちょっと高いよな〜…でもポップンやりてぇんだよなー」
「PS用のポプコン右黄色反応しなくて泣きたい。
もう自作するしかない。あとできたら安く作りたい。」(←私のことです)
という方の参考になれば幸いです。
事前に注意ですが、
今回の作り方ではゲーム操作の9ボタンのみ、PCのpop'n music Lively用のコントローラーです。
PS版のポップンはできないコントローラーなのでご注意下さい。
↓まずは早速完成品をご覧ください。
〜材料〜
①三和電子 ハメ込み式ボタン30φ×9個
30φってのはボタンの直径が3cmって事です。
24φサイズもあります。
こちらのメーカーのボタンはゲーセンの筐体でも使われていて、
格ゲーの自作コントローラーを作る方も使うそうです。
私は特にこだわりも無いですし、
金もないので1番安いこれにしました。()
静音タイプや、クリアカラー、メタリックとかもあるので好きなの買ってください。
②基盤
PCにボタン操作を認識させるやつです。
ボタンに繋ぐコードも入っていて超かんたん仕様です。
最初自作を考えた時に、
ジャンクのPSコントローラーから半田付けして乗っ取りしないとダメかも…
とか
なんか難しいプログラム書き換えが必要かもしれん…
となって諦めかけたのですが、
このパーツで繋げるだけで簡単にできたので
私のような中学生時代にはんだごて触ってそれっきりな皆様は似たような商品買ってください。
③ガワ(ケース)
ボタンを固定するケース。
じつはこれが1番悩ましくて、
みなさんハコットというプラスチックのミニケース的な商品を使ったりしてるそうなんですが、
ボタン押した時に天板がボヨンボヨンしてしまうらしい…
私は最初、
初めてだし100均の適当なプラケースでいいっしょwwってことで
このケースはかなり丈夫で、ガンガン叩いても天板がたわまないしやったぜ!ってしばらく遊んでいたんですが、
いかんせんプレイ中めっちゃ滑るんです…
ただのトレーだからね…滑り止めも無いし仕方ない…
そして、ケースに穴を開けてるので
叩く度にプラスチックの粉がめっちゃ落ちます。
あと底の出っ張りがちょっと痛い。
100均には底がフラットのちょうど良いサイズのケースなんて無いです(私調べ
滑るのと底の出っ張りと粉が我慢できるならこれでもいいかもしれません。安いし。
あとメンテナンスも簡単でした。トレーだから。
私は我慢できなかったので違うケースにしました。
こちら
タカチ工業のネットワークケース
PF24-6-17W
裏にゴム足までついて完璧…!!
こちらも格ゲー自作コンのガワとして有名のようです。
天板のたわみもあまり無いです。
プラスチックで穴の空けやすさとトレードオフなので厳密に言えば全くたわまないわけではないですが、
私はプレイ中気にならないです。素晴らしい!
中の空間は4.5cmはあったほうがいいと思います。
④usb type-c →type-Aアダプタ(見た目こだわる方)
PS5コントローラーみたいにusb type-cにするやつ。
基盤からガワ、ガワからPCに繋ぐ用です。
上のトレーのガワみたいに穴から直接USB出す場合は必要ないです。
でもやっぱりあったほうが見た目は断然キレイ。
あとやっぱりコードが分離できるって便利です。
しかし価格が高かった…
必須パーツじゃない分悔しい。
材料はこれだけです!
あとは穴あけて繋ぐだけ!
〜組み立て作業〜
①ガワへの穴あけ準備
ガワにボタンをはめる穴を空けます。
こちらのショップでケース購入時に、図面を送れば加工もしてもらえます。
しかし、価格が未知数なのと、図面なんて私には書けないので今回は自力でがんばります。
いきなりぶっつけ本番は無理なので、
まずはケースの寸法を測ってどの位置に開けるか考えます。
なんか良い感じに測りながら均等になるように
好きな位置を決めてください。
今回は30φのボタンなので直径3cmの円です。
参考にさせて頂いた先人の皆様は、なんか難しいソフトとかで製図されていましたが、
私にはそんな素敵なソフトは使えないので手書きです。
位置が決まったら、コンパスの穴をちょっと広げてガワに筆記具で中心を写します。
ケースの上の方に配置してみました。
こういうアレンジができるのが自作の良い所…!
(USBアダプターを私と同じ場所につける場合は
普通に真ん中にボタン配置がいいかもです。
アダプターとボタンが干渉するギリギリだったので…)
②穴あけ
穴あけには電動ドリルを使います。
ここが1番今回で1番難しい所。
穴が空いたら正直完成したも同然です。
タイトルはDIY初心者って書いてありますが、
私はカラーボックス程度しか組み立てられません。
そんな奴が電動ドリルなんて持っているわけがありません。
今後も何か作るのであればこれを機に
買っても良いのかもしれませんが、
どうせまたカラーボックス程度しか作らないので買うほどではありません。
色々調べた所、私のような
工具使いたいが1回しか使わん…!
買うほどじゃないんや…!という人のために
ご近所のホームセンターで工具レンタルをしているとの事なのでホームセンターへ向かいます。
しかしドリルの刃の部分の貸し出しはなかったので購入しました。
100均でもドリルの刃って売ってるんですね。
本当になんでもあるな…
あとホールソーという大きな穴を開ける器具が必要です。
ボタンと同じサイズのホールソーを買ってください。
私はusbマウントアダプターのサイズが30φではなかったがために24φのホールソーも買うハメになりました。
このドリルの刃に合うのがどの機械なのか分からなかったのでお姉さんに
これを使ってプラスチックのケースに穴を開けたいですって伝えたら、
じゃぁコレですねって良い感じの機材貸してくれました。
まずは下書きにそって小さな穴を開けます。
中心の穴が空いたら、
ドリルの先端をホールソーに替えて実際の穴のサイズに空けていきます。
基準の穴もそうですが初めての時は
ゆっくりドリルを回転させてください。
赤い刃の部分がガワと噛み合うときに結構衝撃がきてちょっとびっくりします。
しっかりとガワを手で押さえてください。
1つ開けることができればあとは大体分かると思います。トータルで10ヶ所もやるので慣れます。
あと絶対外で作業してください。
削りカスがすごい。
家の中じゃなくてよかった…って思いました。
床に傷付けても嫌ですし。
全部穴が空いたら、バリが気になる場合はヤスリで綺麗にしてください。
正直ボタンをはめ込むと気にならなくなるので適当で大丈夫です。
③ボタンの配置と配線
外の掃除が終わったら室内でボタンをはめ込んでいきます。
表から押し込むだけで綺麗にはまるので
すごい気持ちがいいです。
アダプターを使う場合一緒に設置します。
ネジ式のパーツで挟み込むだけなので簡単に固定できます。
ボタンがついたら、基盤の付属のコードをこんな感じでボタンに順番に繋ぎます。
私と同じ基盤なら左から順番に繋いでください。
この基盤は左から順に1〜12ボタンになります。
違う商品の場合は各自確認をしてください。
USBのコードも左上に挿してください。
刺さるところにしか刺さらないので大丈夫です。基盤は適当にクッション性のある両面テープで
内側に固定しました。
④PCで問題なく反応するかチェック
順番に1〜9で反応するかチェックします。
問題が無ければ蓋をして四隅をねじ止めをします。
⑤完成!!
これで特に設定など変更せずとも
そのまま遊べるはずです。
もしボタンにズレがあったりした場合は
コードを繋ぎ直すか、
ゲーム内コンフィグで変更して下さい。
プレイ時のボタン音ですが、
格ゲーのぱちぱち音のそれです。
旦那によると騒音レベルは
PSポプコン(初代)>>>自作ポプコン
だそうです。
ちょっと静かになりました。
連打するとそれなりに音はするので、
騒音気になる方は静音タイプのボタンを買ってください。
あとはお好みでテンキー準備したりすると
よりポップン感が出ると思います。
余ってるボタン枠(10〜12)を使って
ボタンを増やしてJoyToKeyを利用し、
escキーやbackspaceキー F1キーを増やすこともできます。
私はJoyToKey常駐させるのが嫌なので
9ボタンでキーボード使いながら遊んでいますが十分です。
色々アレンジしてみてください〜
この記事で自作って簡単なんやな…作ってみようかなって思ってもらえると嬉しいです!
みんな自作ポプコンでpop'n music Livelyやろうぜ…!
おまけ
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