構築屋さんの小話 妖怪ネクロ編

はじめに

筆者はカジュアルプレイヤーの構築屋です。
今回はネクロ最速でグラマスに到達した妖怪ネクロについて語ります。

デッキ選択_新カード発表時

美人で強いギンセツが使える妖怪ネクロ一択です!!

ギンセツ

・・・このままだと怒られそうなので、もっともらしい理由を語りましょう。
ギンセツを有するネクロは綺麗に回ったクオンウィッチ以外はボードを制圧することが可能と考えていました。つまり最強ミッドレンジの座につけるという話です。古来よりミッドレンジで強いデッキというのはシャドバにおいて常に環境の中心にいました。しかし同型に強すぎるために他のミッドレンジを淘汰することで獲物が減ってしまうという欠点もありました。しかし環境初日となれば話しが別で、無限に勝てる同型の獲物がワンサカいます。
これだけでも環境初日で勝てますが、それに加えてギンセツに最大8点のドレインと相方のセレスに3点の回復が付いています。さらに酒吞童子というダメージレースのプロまでいます。ボードアドとライフアドの両方を得れる意味不明な強さだなと思っていました。

デッキ構築_新カード発表時

デッキ選択が終わったので仮組をすることにしました。ボード制圧もダメージレースも可能なデッキということを念頭にカードを選びました。

初期

シノブ以外は迷わず積めそうなカードですね。
シノブに関してはボード制圧要員として優秀なのでこの段階から採用しようと考えていました。セレス後にレジェスケ/ミヤコ/シノブ/酒吞童子などを絡めてボード返して並べる動きが強いためです。この動きは単純に強いのもありますがギンセツと択を選べるのが最大の利点です。6で誓いを打った際の相手の動きを見てから有利な後出しジャンケンを仕掛けるわけです。しかも想定以上の盤面なら0コス雪女で遅延できる保険付きです。
次にリソース要員のカードを選びました。

初期2

百鬼夜行と火車は確定として、スカルクレインはスケルトンの使い道が多そうので採用しました。また妖怪ネクロを組んでて感じてたのは2/2/2が極端に少ないという欠点を抱えたデッキということです。それも加味して2/2/2で能力が強いスカルクレインはデッキにマッチしていると言えました。またスカルクレイン以外の2/2/2も後ほど積むと決めました。
この時点で30枚のカードが決まりました。残りの10枚は不足点を補って行く役割なので脳内だけではどうにもならないとこがあります。なので候補だけ考えておいてプレリリースで調整しようと考えていました。

デッキ構築_プレリリース時(CPU戦)

さて残りの10枚を埋める候補となるカードを選定しました。

初期3

実は16枚以上あったんですが、画像1枚で済ませたいからこれで。全部説明すると日が暮れるし、読者もそんなの読み飛ばすだろうということで全体的にまとめますと・・・
・枚数が少なかった2コスを埋めるカード
・墓地を不足を補うためのカード
・ドロソ不足を補うためのカード
・ダメージレースを優位に進めるためのカード
・除去要員として追加するカード
・葬送コンボ要員として追加するカード
これらのカードをCPU対戦で色々試しました。最初に抜けたのが葬送コンボ要員と、攻撃力1のカードでした。理由として葬送要員はララ+抜き取りまで入れないとララが腐る場面が多く、2枠割く余裕が無かったからです。攻撃力1のカードは火車のサーチがぶれることが想定以上にきつかったので諦めました。

デッキ構築_プレリリース時(フリマ)

フリマの解放によって強いデッキの情報がシャドバ界隈から流れて来るような時期になったので環境メタも考慮してカードを選択していました。

初期4

強いデッキとして騒がれたのが式神ウィッチとライリーウィッチです。これらのデッキに対処する戦略としては序盤から積極的に攻めてゲームの決着を速めるというのが有効です。特に式神ウィッチは序盤の隙が大きい上にまともなAOEを持ってないのが大きな弱点です。
そこで序盤から攻める手段として場残りを重視して継続的に打点を出せるカードが欲しくなりボーンバッファローとヘリオの採用を決めました。また式神ウィッチが1/3フォロワーを展開する上に場残りを重視ということでエフェメラ/マシエン/ギルトの不採用を決めました。これで36枚が決定して残りは4枚となって積む候補も残り4種類となりました。

初期5

さてウィッチが多いという予測の元で、そのウィッチが呼び寄せるデッキとしては何が考えられるでしょうか?過去を振り返って見るといわゆるアグロデッキが増える傾向にあります。ローテでは純粋なアグロはほとんど存在しませんが、それに似た役割を持つデッキとしてはリオードロイヤルとアマツエルフが存在します。また環境初日ならではのデッキとしてアグロヴァンパイアも少なからずいるだろうと考えられました。
これらを加味した上で対ウィッチの役割とデッキとの相性なども踏まえて総合的に判断した結果、シヴァと極光を2枚採用することにしました。
シヴァの採用理由について
・大型守護かつ回復というのがアグロメタで優秀
・ドロソを最低限にしたので6コスを1枚で埋めれるのがリソース面で偉い
・8ターン目の4点はダメージレースをするというデッキコンセプトとマッチ
・大量展開が可能なデッキなのでバフが腐りにくい
極光の採用理由について
・ダメージレースをする場合は1ターンの遅延が勝負を決めることがある
・憑依と違ってフォロワーなので先2でプレイ可能
・ソーラと違ってニュートラルなので百鬼夜行でサーチされない
ということで40枚揃ってデッキ完成となります。

初期6

環境初日の感想

本当ならこっからデッキ調整っていう話しが続くんですが・・・
結局グラマスに到達するまでに入れ替えたカード無かったのでデッキ調整の話しは全く出来ません!よって戦ったデッキに対する感想を語ります。
・リマーガエルフ
ボード制圧プランが楽に通る相手でした。同じレンジで戦う獲物その1
・自然エルフ
同じレンジで戦う獲物その2・・・序盤のミヤコが強かったです。
・アマツエルフ
ぶん回られると負けますが、メタも機能してたので十分戦えました。
・進化ロイヤル
同じレンジで戦う獲物その3・・・悠長すぎるとゼウスに刺されるケースがあるので油断は禁物といった感じでした。
・自然ロイヤル
回復の差でダメージレースに勝てる相手といった感じでした。
・リオードロイヤル
先行を取られて剣舞を綺麗に決められると辛いですが、ギンセツの蓋やセレスとシヴァの圧力もあってダメージレースで負けてるという印象はそんなに無かったです。
・式神ウィッチ
予想通り強かったです。アグロプランとギンセツ疾走プランの両方を揃えてメタを張ってたので対処可能でしたが、意識せずに戦ってたらやられていたでしょう。
・ライリーウィッチ
一番苦戦した相手です。シヴァの守護や極光の2点マイナスでリーサルをずらして疾走ギンセツを刺す場面があったので、メタがうまく機能したお陰でなんとか戦えたって感じですね。また序盤から攻めることでナテラのプレイする余裕を無くせたのも大きかったです。
・自然ドラゴン
ぶん回れると負けますが、荒野を雪女で縛ることでその可能性を減らせるのが良い感じでした。ウィッチメタの前寄せが刺さったのも勝率を上げた要員になりました。
・ネクロミラー
特に意識はしませんでしが、勝ち越せました。あまりドヤ顔をすると叩かれそうですが、意識しなかったのは・・・
構築の幅が広かったネクロできちんとしたデッキを組んで練度を上げてくる相手はそうそうおらんから勝てるやろ!というのが理由です。
・コントロールヴァンパイア
トートを積んでないので長期戦だと負ける相手でした。辛いのは予想はしてましたがライリーウィッチの影響で数が少ないだろうという読み通りにほとんどマッチングしませんでした。
・アグロヴァンパイア
前に寄せていたので轢かれることは少なかったです。
・守護ビショップ
同じレンジで戦う獲物その4・・・ウィルバートはプリンにしてやるの♪
・自然ビショップ
同じレンジで戦う獲物その5・・・ムニャールビートだけ注意が必要で、それを凌げば負けない相手でした。
・闘技場ネメシス
闘技場で自爆するので勝てました。ただ闘技場なしで遅延からOTKする型だときついですね。しかしライリーウィッチの影響で数が少ないだろうという読み通りにほとんどマッチングしませんでした。
・AFネメシス
エネスを出されると負けます。しかし新カードはAF関連が少なかったのとオートメーションが落ちるので数は少ないだろうという読み通りにほとんどマッチングしませんでした。

おわりに

いかがだったでしょうか?
デッキ選択の理由以外はそれなりに真面目なことを語ったつもりです。筆者と同じく好きなカードで勝ちたいという方の参考になれば幸いです。

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