永眠。2023年4月30日AM8時過ぎ

たぬきちは亡くなりました。

死因は恐らく誤嚥性肺炎だと思われます。肺への転移も見られていました。
亡くなる数日前から呼吸が辛そうで、貧血の兆候も見られたので鉄分摂取を意識していました。「次の診察で貧血の相談をして、酸素室レンタルも相談しようかな」と思っていたのですが。

たぬきちの死を予期させる場面、事象が増えていくと共に、私のツイートにもそういう気持ちが表れていたようで。一気にたぬきちを応援する方が増えました。2023年4月の半ばぐらいでしたかね。

毎日たぬきちの様子をツイートしていたのに、「亡くなりそう」になって注目を浴びた感じになったのが少しだけ寂しかったです。

中には
「飼い主のエゴで延命させるのは如何なものか」
「安楽死させたほうがいい」
という「それってアナタの意見ですよね?」とヒロユキ氏にご登場願いたいようなご意見をぶっこんでくる人もいました。

他にも
「〇〇という治療を試してはどうか」
「まだ諦めないで!まだ出来ることはあるはず!」
「絶対治るよ、信じてる」
というコメントも。
おそらく善意で寄せられたのでしょうが、正直なところ「うーーん、今それ言っちゃいますかー」と苦笑いするばかりでした。
2023年4月というタイミングは、私たち家族にとってこれらのコメントはありがたく思えないタイミングなのでした、すみません。

そんな文句ばかり言うならTwitterで投稿なんかしなければいいじゃない、と思われそうですね。
でも良かったことのほうが多いんですよ。間違いなく。

SNSなどでペットの投稿にアレコレ言いたくなる人は少なくない。それがたぬきち投稿をしている中でよくわかりました。
そういう方たちに申し上げたい。
あなたに見えている事実だけで「〇〇すべき」というアドバイスは絶対「やめるべき」です。
SNSで見せている事実は、そのペットやその家族のほんの一部でしかないのですよ。

お金も、労働力も、心労も、時間も、負うべきは飼い主さんなのであって、外野は何の負担もないただの部外者。もし獣医師などのプロであるならその意見に聞く価値はあるやもしれませんが、本当のプロこそ無責任にTwitterなんぞで「〇〇すべき」とは言わないと思います。

過去のたぬきちの闘病を見て、「参考になった」「励まされた」というお声を頂くこともあります。それこそが私がずっと闘病記録を続けてきた意義のひとつなのでとても嬉しいです。

更新が途絶えていたこのnoteも、「この先の更新はしないのですか?」と何度か聞かれました。
実は2022年3月に受けた放射線治療が大変効果的で癌の進行を止められたのですが、結局また再発してしまって。それに意気消沈したきり何となく更新できないでいたのです。

でもそろそろ更新を再開しようと思いました。

この先は
「根治を目指した放射線治療」
「再発、口腔内への転移」
「胃ろうスタート」
「緩和を目的とした放射線治療」
「少しずつ顔が崩壊」
「とうとう食べられなくなり終末期へ」
のような章立てで綴っていく予定です。

ゆっくり更新になりそうです。

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