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悪徳探偵事務所の手口と、僕が潜入対決を決意した時

今回は、悪徳探偵事務所についてお話したいと思います。
わたくし、ゴリスケはちょっと怒っています。

怒り先はある探偵の同業他社に対してです。
これは、まじめにやっている探偵にとっては、まったくもって胸クソが悪くなる話です!

悪徳探偵事務所が同業他社の調査報告書を見せびらかしている

これは、探偵が依頼者に交付する「調査報告書」の取扱いについてなのですが、ある探偵事務所が、同業探偵社の調査報告書を依頼人に見せびらかしているというのです。

しかも、内容を一部でっちあげる手口で。

これが本当なら、不正競争防止法にも触れると考えられます。

どういうことなのか、この記事で説明してまいります。
探偵業界に巻き起こる仁義なき戦いの様子がわかっていただけるかと思います。

実際に僕が悪徳探偵社に潜入して対決した様子も後に記述していますので、ちょっと面白い内容になっているものと自負しています( ´艸`)

【安値戦争】悪徳探偵事務所の広告手口

ひと昔前であれば、大手の探偵事務所で知名度があれば、真っ先のその事務所を目当てに依頼者が来社し、他の探偵会社を検討することなく契約してくれることも多かったものです。

うちの探偵社(事務所名は伏せます)は一応大手と呼ばれていることもあり、競争に有利でした。
ちょと言い方は悪いですが、例えば10年前の頃なんて本当に調査に関する契約は容易だったのです。

だって、同業探偵事務所との相見積もりなんてまだ少なかった頃でしたから。

それが今となっては、悪徳探偵事務所が安い調査料金だけを意図的に目立たせる手口で広告を派手に打ち、依頼者を自分の会社に誘導する方法が当たり前のような探偵業界になってしまたので、大手探偵事務所の優位性をそれほど感じられないようになりました。

知名度よりも安値を重視っていうことですね。


いまは探偵会社同士の広告戦争が起きている時代です。
安値表示についてはかなり過剰に。

WEB広告等で「調査料金一日10000円~」とか、「1時間3000円~」とかの表示で目を引いて依頼者を誘致するが、実際にその探偵会社の営業社員と会って話を聞いてみると、

「あなたの場合では1時間6000円になりますね。」
「さらに2名の調査員が必要不可欠なので、倍の12000円ですね。」

とか言われます。
この時点で最初の3000円表示はどこへ行っていしまったのかという感じではありますが、、、

さらに驚くことに、


「さらに調査が成功した場合には成功報酬がつきますので、1時間12000円の倍の料金24000円が発生します。」

「だから、調査に失敗がなければ、10時間の調査で24万円プラス消費税が加わって26万4千円がかかります。

「さらに調査に必要な車両費や交通費等の実費は後での清算になりますので、調査報告時にその分をお支払いいただきます。」


なーんて言ってくるのですよ(驚愕)
やっていることが悪徳探偵社の手口と言われても仕方ないですよね。

ちなみに、成功の定義は、

「浮気の証拠が取れれば成功ということではなく、失敗しなければ成功です。」

「だから、普通にターゲットを追い切れば、浮気をしない日であっても成功とみなします。」

「あと、調査ターゲットが出かけなかった場合や調査開始時にいなかったでも成功です。それは失敗ではありませんから。」

なーんて屁理屈を言って、結局30万円以上の請求ですよ!?

「だったら最初から10時間で30万円前後ですね」って言えよ! って話ですよね( ´∀` )


探偵の値下げ戦争はどこまで続くのか

・「A社が1時間3000円で広告を打っているなら我々B社は2500円で表示しろ!」
・「なにー? B社が2500円だって!? だったら我々探偵社Cは2200円で対抗してやろうじゃないか!」

この値下げ表示競争は一体どこまで続くのでしょうか。。。。


ゴリスケが依頼者に言われた調査料金の質問

先日ある女性の依頼者が夫の浮気調査を求めて当社にお見えになり、
応対したゴリスケがこんなことを言われました。

「”探偵社C”さんのホームページでは2200円って書いてありましたよ。
お宅の会社でもそのくらいですかね?」


なーんて平気で聞いてくるのですよ?
最近、「探偵は安くても依頼できるのね」って考えている依頼者が本当に増えています。

勘弁してください。
常識的に考えて、1時間2200円の調査報酬では利益が出ません。
ぶっちゃけ人件費だって賄えないですよ。

プロの探偵が実地で動いて、車とか特殊機材とかガソリン代とか高速代とかの交通費をかけて、1時間2200円とかで調査できると思います?
申し訳ありませんが、この質問は探偵業界では常識外れです。

このような質問をされれば、この時点で悪徳探偵社の安値広告のからくりをその依頼人に説明せざるを得なくなり、それでその説明に納得させるまでに30分前後の時間をもっていかれます。ある意味お互いの時間の無駄ですね。

しかも本当のこととは言え、同業探偵会社のよろしくないやり方について説明しなければならないので、言っている僕もいい気分はしません。

これだけでも胸くそが悪くなるのですが、もっと胸くそが悪くなる本題はこの後のことです。

同業探偵社の報告書を見せびらかす悪徳探偵事務所は潰れてくれ

これで、近年探偵業界の相見積もりによる価格競争が激しくなっていることがわかっていただけたかと思いますが、その格安競争とは別に、探偵業社のネガティブキャンペーンも激化しており、これがゴリスケの胸くその悪さををさらに加速させています。

どういうことかというと、悪徳探偵事務所は自分の会社に来た依頼者に対して、同業他社の調査報告書を見せびらかす手口を始めたのです。

失敗した所だけを厳選して。
相見積もり潰しの手法ですね。

相見積もりで、A社、B社、C社を検討していますという依頼者に対して、
C社では来社した依頼者に対し、「A社とB社」の失敗した調査報告書を見せるのです。それも積極的に。


失敗とは、調査ターゲットにまかれてしまった報告書とか、見落としてしまった報告書とかのことですね。

それを見せてこう言い放つのです。

「こんな探偵会社に頼むと、このように失敗して尾行をまかれてしまいますよ。」
「こんな風に見落としされてしまい、調査の結果を出すことはできませんよ。」

しかもこの調査報告書。。。後述しますが、

調査の失敗をでっちあげているものがあるんです。
腹が立ちますね!

まさに悪徳探偵社ですね! そんな探偵社は潰れてくれって思います。

悪徳探偵事務所の報告書の偽造手口は不正競争防止法違反に当たる

不正競争防止法では、不正な競争行為の蔓延を避けるために、
「競争相手を貶める風評を流してはいけない」
とされています。

もちろん全ての調査会社がそんな卑劣なことをしているとは言いません。
でも、探偵業界では結構名が知れた調査会社が同業他社を名指しで批判するネガティブキャンペーンをしているのは事実です。

言い換えると、これは探偵業者間での誹謗中傷合戦にもなりかねない行為ですよね。

そこまでして依頼を獲得したいと思うのでしょうか?
合い見積もりが厳しいのはわかります。

でも、同業の探偵事務所を名指しし、率先して蹴落とすようなことまでする?

しかも報告書を偽造(でっちあげて)して失敗したように見せかけてまで

わたくしゴリスケが、どうしてこのような同業探偵社の事案について知ったのかというと、

そのような失敗報告書を見せられた依頼者が、その探偵業社のうさん臭さに恐不快感を示し、調査の契約はせずに、その後で当社に来て教えてくれたのがきっかけです。

【女性の依頼者】
「探偵社C」がゴリスケさんの会社の報告書を見せびらかしてましたよ。

この依頼者は賢明な方です。
当探偵事務所としても、不道徳の情報提供として大いに役立ったので、
夫の浮気調査について、通常価格の30パーセント引きで調査を行ってあげました。

その結果としてたいそう喜んでくれました。
もちろん、夫の浮気調査において完璧な証拠をとって差し上げました。

更に裏取りとして、そのような話を聞いた僕が、その「探偵社C」に潜入して、実際にそのような手法を使っているのかを確かめて分かったことです。

次回の記事は、ゴリスケが実際に「悪徳探偵社に潜入」したときのお話です。

実際の風景が思い描きやすいように、悪徳探偵との対峙シーンを会話形式で文章化してみましたので、楽しんでいただけるかと思います🦍


↓ ↓ ↓ 次回はこちらです<(_ _)>


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