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魔々勇々 23話「信じて送り出した自慢の息子」感想

週刊少年ジャンプ2024年13号掲載。

修行、情報開示、マママ。

・修行スタート

サディコの紋章術により、歴代勇者の模倣した魂を泥人形に宿し、戦うことで潜在能力を引き出す。

歴代からどの勇者を選ぶかだが…

週刊少年ジャンプ2024年13号より

スッとクソでかい歴代勇者録を取り出すコルレオ。
こういうコメディ主体じゃない作品に挟まるちょっとした小ボケが気持ち良い。

そして歴代でも上澄みとされる「ポポロポ・ビビッペ・ハロハロ」の3人の魂を宿すことに決定。

週刊少年ジャンプ2024年13号より

サディコの紋章術を使用した結果、
・コルレオ世界にも紋章術は存在していた
・ハロハロの魂を呼び出すことに失敗した

おいおいおいおいおい
衝撃の事実が発覚してしまったよ。
まず、コルレオの世界に存在していなかったはずの紋章術を歴代勇者2人共使用してきたこと。
これは明らかに先代勇者・ハロハロの死と関係があると見て間違いないだろう。
コルレオ世界はハロハロの死をもって人間・魔人間の共生を実現させたわけだが、ただ死んだわけではなく「紋章術の存在(認知)」も抹消していたのか。
たしかにハロハロ・マママは平和主義ではあったが、次代の勇者・魔王がそうであるとは限らない。
紋章術のおかげで手にするであろう強靭な身体能力や特殊能力自体を危険視していてもおかしくはない。
紋章術を無くすことで、紋章を単なる勇者・魔王の”記号”として見做すよううになる。
人間・魔人間の根本的な対立要因になりうる紋章術の存在を抹消したとは…はぁ~~よく考えたね。

だとしたらエヴァン…なんてことしてくれたんだ!ハロハロが泣いてるぞ!

こうなるとハロハロの魂を読み取れなかったことが気になる。
さすがに存命とは思わないが、魂そのものを賭して紋章術の消滅を叶えたか、魂がどこかに閉じ込められてるか、その辺りが考えられる。
まあ、いずれ明かされるだろう。

しかし、ここで序盤から謎だったコルレオ世界の紋章術の回答と、ハロハロの魂の在り処という新たな謎を修行のタイミングでサラッと出してくるとは…。情報が濃すぎるぜ。

・マママ久し振り

マジで何話ぶりだ?しばらくぶりやね。
しんみりとさせつつもちょっとしたギャグ描写が挟まる。
マママからしたら能力のかけらも無いコルレオしか知らない状態で旅立ってるわけだから、そら心配するわ。

・人と魔人の壁

サディコとモニカの対話も描かれる。
魔王の犠牲、という形で成り立っていた平和。
だけど案外話し合うことだって出来たかもしれない。
意外とシンプルなのかもしれんなぁ、ものごとって。

そしてコルレオが新たな紋章術を会得した模様。
エヴァンの持っていた能力を改めて確認してみたが、現状コルレオが仕えるのは
・炎
・斬撃
・治癒※他者治癒は出来ない
・浮遊
で、まだ使えていない能力は
・転移
・圧縮(で合ってるのか?)
くらいかな?
もしかしたら「母なる紋章」自体に秘められた能力があるかもしれんが、エヴァンが出していたものに限定するとこんなところだろう。

週刊少年ジャンプ2023年41号より

圧縮、1話の演出好きなんだよなぁ。

そして3日間の修行を終え、グリシャの拠点を発見したと報せが入る。
いざミネルヴァ奪還へ、ということで超スピーディに修行編を済ませた形に。
まあグリシャの拠点を見つけはしたが、順当に考えればミネルヴァ奪還した後に撤退することになるだろう。

・今後に期待してること

やっぱアツい戦闘シーン、期待しちゃうね。
魔々勇々の戦闘は今のところ結構あっさりしてるから濃密な戦闘、読みたいです。
さっきの圧縮シーンやコルレオが初めて浮遊した時の跳ね上がり感など、演出力は折り紙付きだと思ってる。
ここで魅せてくれれば完全に成ってくれると思うんだわ。

・最後に

アンケートは
1位:魔々勇々
2位:あかね噺
3位:超巡!超条先輩
で提出。

あかね噺、最後の見開き演出痺れるな。
超条先輩、こういう小ずるいキャラがいるコメディ好きなんだよなぁ。

・おまけ

たぶんそうだと思う。

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