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魔々勇々 27話「あなたは強くて優しい子」感想

週刊少年ジャンプ2024年17号掲載。

勇者問答。

・精神世界

精神世界にて先代勇者・ハロハロと対面。
コマを変形させて無理やり目を隠すハロハロ。

週刊少年ジャンプ2024年17号より

すまん、ちょっと笑ってしまった。
そんな方法あり?ユニークなコマ使い、嫌いじゃない。

ここはハロハロの精神の中だという。
万が一に備え、死後も少し動けるようにしていたと。
マママのペンダントに紋章術を込めてたってかんじかな。

そして続けざまに明かされる真実。
・この精神世界はコルレオ本来の紋章術によるもの
・ハロハロの紋章術「奇々改戒」によって消していた”紋章術”を元に戻したこと

・奇々改戒

週刊少年ジャンプ2024年17号より

ハロハロの紋章術すごすぎぃ!
物体 事象 認知を消失・改編って…言ってることやばすぎる。
概念ごと消失させるどころか物体もいけるってマジで何でもできるやん。
作中ぶっちぎりナンバーワンのぶっ壊れ紋章術です。ありがとうございます。

そしてエヴァン・エンドに続き、3人目の母なる紋章であることも明かされると…。
そらこの能力ならそうやろなぁ。

奇々改戎を使って、紋章術という概念・存在、ひいてはそれによって引き起こされた事象ごと消滅させたということか。
加害性の無い紋章術は存在しない。
悪意が増長するに比例して紋章術は力を帯びる。
やはり負の連鎖を断ち切るために、紋章術を消滅させたのだろう。
さすがに憎悪の概念を消すことも出来たことは予想外だけどね。

・コルレオ本来の紋章術

ハロハロが消していた紋章術を元に戻したことで、コルレオの紋章術が発現。
ハロハロの精神に空間を構築し、そこで2人が対面しているといったところか。

「黄みが強い目的を持てば、現状のエンドを殺すのは可能だろう」
「君はどうしたい?」

勇者としての立場を問うハロハロ。
その問にコルレオは迷いなく答える、対話を選ぶと。
エンドはエヴァンを想い、涙した。
理由のない涙はない、それを聞かずに無かったことにしたくないと。
誰が見ても殺すべき相手を前にして、コルレオは尚も対話を選ぶ。
これがコルレオの良いところなんだよなぁ。
優しくて強い、立派な勇者を育てたんやでマママは。

・命名

紋章術を命名するにあたり、コルレオは思い出す。
小学校でよくある、名前の由来を親に聞こう、というやつだろう。
『コル=凛々しい、堂々と レオ=ライオン』
凛と雄々しい獅子のように!!

週刊少年ジャンプ17号より

はぁ~かっけ。痺れたよ。
コルレオの精神を表すのにぴったりだわ。
”獅子”の勇敢さに、”凛々”というこれまた力強い佇まいを想起させる言葉がつながる。
先週までのシンプルに力を得たコルレオから、また一皮剥けた風格。
もうこの命名からコルレオの決意が十二分に伝わってくる。

そしてコルレオの獅子凛々によって、精神世界にエンドを引きずり込む…。
次回、いよいよエンドの心情が分かってくるのか…緊張してきたな。

・最後に

また掲載順の話で申し訳ないが、今週はルリドラゴン抜いて下から5番目。
絶妙な立ち位置~。期待するぞ、ええんか?
正直、今週最下位とかだったらさすがに覚悟の準備をせざる得なかった。
魔々勇々、まだ舞えます。

アンケートは
1位:魔々勇々
2位:超巡!超条先輩
3位:アオのハコ
で提出。
超条先輩の安定感。新キャラも丁度良いウザさと愛嬌。
アオのハコ、ついに決着。針生…やっぱり師事してた上級生が負けると切ないね。

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