スプリンターズステークスを振り返る
秋のG1開幕、個人的に好きなスプリント戦という事ですごく楽しみにしていたレースでした。
しかし結果は負け。
記事を購入していただいた方、申し訳ありません。
しっかりとレースを振り返り、次に活かしたいと思っております。
レースについて、振り返りたいと思います。
【レース展開】
これまでの中山の馬場をみると、とにかく時計が速い。とても軽い馬場で、内も荒れてない印象。
1200mに関しては、外枠から勝った馬はほとんどいなかった。
これは何が言えるかというと、外の馬は少しでも距離ロスがあると不利になる。
そしてゲートから出遅れた馬にも、チャンスはない。
スプリンターの頂点を決める戦い、そしてとにかく時計の出る高速馬場を考えると、少しの遊びも効かない内有利なレース展開になることが予想できる。
(馬場に関しては2022年9月開催の馬場傾向と似ている部分があって、この年の勝ち馬ジャンダルムに関しても内をロスなく周り勝利している)
ピューロマジックが逃げ、ビクターザウィナーが番手追走。その横にウイングレイテスト。
一方で中団インの好位置に3,5,6,7。
5,6,7のどれかが勝つだろう。ただ、その中でマークされるのはどの馬だろうか。
とにかくこの3頭が潰し合う気はしていたので、その内にいるウインマーベルが狙われず有利になる展開も考えた。
その結果、5,6,7の1番外にいるマッドクールが展開有利とみて本命に。
ウインマーベルを穴馬として印をつけた。
【サトノレーヴについて】
枠順発表まで本命候補としていたサトノレーヴだが、個人的には最悪な枠にしか見えなかった。
先ほど取り上げたように、今開催の中山は完全に内有利。内に入り好位置をつけたいところだが、その中で外にいる2頭がルガル、ビクターザウィナー。内にもピューロマジックがいた。
決してテンは遅くないが、この3頭より前に出るのはかなりきついだろう。だからといって、後ろにつけたとしても内目の好位置は取れず、展開不利を受ける。
よってこの馬が勝つ条件は見当たらず、どれだけ力があるにしろ、届いても3着という予想に至った。
【レースについて】
レースの敗因は、外枠の馬が勝つ想定が一切なかったという所。
ピューロマジックが逃げ、ウイングレイテスト、ルガル、ビクターザウィナーが好位置につける展開は想定内ではあった。
パトロールビデオを見ても、ルガルはすんなり内に入れたとはいえ、距離のロスは少なくともあったようには見える。
ではなぜ勝てたのか。
端的に言えば、ルガルが強かったという事。
スタート〜3Fのタイム32.1と、これだけ速いペースを3番手で追走(ルガル自信も33秒を切るペース)し、1:07:0というコースレコードまで0.3秒に迫る時計で勝ち切った事は素直に馬が強かったと言えるだろう。
正直ルガルを評価できるほどの情報は見つけられず、完敗と思える内容だった。
また距離ロスがあったとはいえストレスなくレースを運べたルガルに比べ、マッドクールはママコチャ川田に終始マークされていた。
好位置を確保できなかった上、前半3Fより手前で戦意喪失したように見える。
ママコチャに関しても、もう少し内にポジションとれたが、マッドクールを意識しすぎ前にいる馬との距離感が掴めていなかった。
結果論にはなってしまうが、マークすべき馬はウイングレイテストやルガルの位置にいる馬だったのではないかと思う。
個人的に1番評価したい馬はナムラクレア。
パトロールビデオを見れば理由はわかるだろう。
直線であれだけ大外を回し、勝ち馬と0.1秒の差しかないのだから。そして速い時計でも勝負が出来ることを証明した。
やはりG1はとてもハイレベルで難しい。
しかし予想も回顧もしがいがある。
今年残りのG1で5勝できるよう、またしっかりと準備していきます。
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