【弐寺】beatmaniaIIDXのDPのススメ[3]~譜面傾向編~
前回はコチラ
前回、前々回でひとまずプレー出来るようになったので、プレーを続けているなら色々な譜面に触れていると思う。
人によっては段位認定の二級~一級ぐらいまでとれているかもしれない。
☆5前後になると色々な譜面に触ると思うので、今回は譜面の傾向のお話。
☆5~☆7ぐらい(ちょっと背伸びをして)に出てくるような要素が中心。
※画像はTexTage様(https://textage.cc)のものを使用しています。
・乱打
▲冥[N]☆5の後半。BPMが加速するのでタイミングが掴みにくい。
n分の音符があらゆるレーンから降ってくる譜面。
SPでは密度が高いものを処理するが、DPでは横に広いので横に広い認識力が問われる。
Absolute[N]☆6などははじめのうちは難しく感じるだろう。
・トリル・交互
▲Colors(radio edit)[N]☆6の後半のサビの前。62-64小節目に右5左3のドラムロールが長く続きしかも皿まで入る。前半にもこの地帯はあるのでノマゲはごっそり削られ、HARDは開幕で閉店する可能性も。
基本はSPと同じだが、片方だけでなく両側に来るものや左右を跨いだ左7右1のようなものもある。
左12や右67は小指と薬指ではなく薬指と中指、ないし人差し指でとる方法がある。出来れば最初のうちから小指は使えるようにしておきたい。(後に高難易度譜面で複合が出て来た場合に苦労する)56や23トリル等に関してはホムポジを崩す必要があるためランダムを入れる場合はハズレを引かないように祈るしかない。
・混フレ
▲BRIDAL FESTIVAL !!![N]☆5。HV初段ボス曲。「らんららんら…」のメインパートは左側と右側で違う動きをする。片手力も必要。
同曲H譜面(☆8)はかつて長年四段ボス曲を勤めていた。
混合フレーズの略。認識力と片手力が問われる。
片側にベース、反対側にリズムパート等が降ってくるいかにもDP、と言う感じの譜面。ボーカル曲に多い。
左右の手が別の仕事をするので最初のうちは難しい。
DPでは混フレ譜面は難易度問わず多く、☆3~あたりから登場するので早めに慣れておきたい。
SPよりも叩いてる音が分かれて分かりやすいので、人によっては同じ曲の同じ譜面の種類のSPより簡単に感じられることも。
似たようなものに「分割」があるが、これはSPをDPに割ったものなので省略。
・擬似DB
▲thunder[N]☆5。左右に同じ譜面が降ってくるDBの例。この曲は☆5としては難しいほうに入る。
左右に同じ譜面が降ってくるDOUBLE BATTLEのようなパートがある譜面。ユニゾンと言えば近いか。
混フレとは逆に左右の手で同じ仕事をする必要がある。
ズレるとあっという間にPOORの嵐になるので場合によってはゴッソリとゲージが削られたりする。
左右が同じDBのほか、左右が対称のDBM(DOUBLE BATTLE MIRROR)やバラバラのDBR(DOUBLE BATTLE RANDOM)地帯なんてのもある。
・片手
▲ GRADIUSIC CYBER[N]☆4。32234の繰り返しだが押しづらく、リズムが取りづらい。昔の譜面なので癖がある。なお同曲HやA(どちらも☆9)はSPをそのまま片手で裁くパートがある。
▲Tomorrow Perfume[N]☆6。前半後半「てけてーてっててー」部分に片手パートがある。左右に来るのでFLIPを入れても誤魔化せず、☆6の中でもかなり難しい。HARDを入れるとこの前半で閉店する可能性が高い。
片手で鍵盤を裁く量が多い譜面。当然片手力が問われる。利き手に依存しやすい。昔のTAKA曲に多いイメージ。
中にはSPをそのまま叩かせる譜面もある。
・階段(純正、同色、くの字等)
▲FLOWERS for ALBION[N]☆5。極端な例。ラストに配置されている両側にまたがる大階段がクリアを妨げる。
▲Regulus[N]☆6。終始1357と246の同色階段だらけ。SINOBUZまでは三段1曲目であった。
▲foreplay[N]☆5。元☆4だがラストの左側123456が異様に難しい。
個人的に一番難しい要素なのではないかと思う。DPは片手で処理する必要があるので当然片手力が問われる。ピアノ系やオサクボ曲のHA譜面あたりで多い印象。☆5のforeplay[N]のラストあたりでトラウマになる人もいるかも。
SPではRANDOMでバラせるが、DPでは無理皿が増えたり着地が困難になる、押しづらい隣接を裁く必要があるなどの原因になるので、RANDOMを使うとかえって難しくなることも。故にある程度は押せるようにならないといけない。
純正は1234567、同色は1357や246、くの字は4642等で、他にも765のような小階段がある。あんみつみたいなごまかしがほぼ効かないので出来ないと一気に苦手になる。
指をくぐらせてとる必要があるのでピアノやエレクトーンのような難しさがある。上位譜面で見られる16分や32分等の早い階段は指をスライドさせて撫でるように取ってる人もいるらしいが、間違ってもグリッサンドをしないように。癖になってあとが大変と、昔の自分が問いかけてくる。
murmur twinsやCheer Train、spica、Flowers for AlbionがいずれもN譜面☆5以下のわりに階段を叩かされる場面があるので味わいたい人はSTANDARDの1曲目にどうぞ。
・着地
▲FIRE FIRE[N]☆7。左右の皿と鍵盤が配置され、ラストにもこの配置がある。終始着地譜面。☆7ではやや難しめ。
皿を触った後に鍵盤に手を戻すDP特有の要素。皿曲をはじめ、鍵盤の間に混じった皿を取る場面が多い譜面も着地力が求められる。SPで手首皿の人は皿で手を動かす必要があるため苦労する可能性がある。
皿→鍵盤を正確に取る必要があるので慌てて押した鍵盤でPOOR連発、皿を回すのに必死でPOOR連発、そもそも見えなくてPOOR連発等正確性が問われる。尻が揺れることからケツプリ譜面とも。
・軸押し
▲Beastie Starter[H]☆7。1と7が多数配置されており、着地力も求められる。
縦連打に混じって他の音符が混じってくるタイプの譜面。
4の縦連打に1や7が混ざっているものなど。
DPの場合は片手で処理をするので左右に行ったり来たりで慣れないうちは頭がこんがらがりやすい。場合によっては暴発や空打ちしやすく、指が窮屈になったり小指を酷使することも。
・無理皿・隣接皿
▲22DUNK[H]☆5。右1とSが無理皿。なおこの曲はNHA全てが☆5かつ全譜面に無理皿が存在し、正規でプレイすると痛い目に遭う。
▲虹色[H]☆7。画像は後半だが開幕からS+1が登場する。
☆8のPOODLE[H]やPollinosis[H]、リグレット[H]ではこれがやたら降ってくる。
無理皿はS+7や1+S等鍵盤と皿の間が遠すぎて手が届かない皿を指す。古い譜面に多いが、稀に近年の作品でも出てきたりもする。ズラしてとる逆あんみつをするか捨てるかの判断が必要。
正規☆7~8ぐらいまでならほとんで出てこないので気にする必要はないかと思うが、古い譜面の一部は注意。(R3、22DUNK等)
隣接皿はS+1や7+Sなど、皿と隣り合った鍵盤をとる譜面のことを指す。皿を回しながら鍵盤を押さないといけないので取りにくい上にオブジェが見づらい。Yoshitaka曲にあるイメージ。応用でS+3等もある。
なお☆1の5.1.1や☆2のGAMBOLにも隣接皿があったりする。古い譜面だから仕方ないね。
・ソフラン
▲ワルツ第17番 ト短調"大犬のワルツ"[N]☆6。めまぐるしくbpmが変わるタイプのソフラン。なおこの曲は皿が1枚もない鍵盤特化譜面。
基本はSPと同じだが、横に広い認識が必要なDPでは低速や高速に慣れずSP以上にBADやPOORが出やすい。場合によっては初見クリアが難しいだろう。
・CN・BSS・MSS
▲Level One[N]☆7。DPでは片側にCNやBSSが配置されている場面が多数あるため、最初のうちや初見では混乱しやすい。この譜面は細かいCNが難しく皿も多い。
▲Miami Sunset Drive[H]☆7。四段3曲目。左右で起終点にCNの差がある譜面。北斗等でとっさに適当な指で押してしまった場合はCN中に別の指で押し変える等の動作が必要(DDRやキーマニの踏み替えに近い)。出来れば譜面を覚えてホムポジで押したい。
▲真 地獄超特急 -HELL or HELL-[N]☆7。HCNでは押しっぱなしにする必要があるのでさらに難しくなる。この曲は詐称に近く、☆7のN譜面では最強レベル。
左右を見て判断する必要があるDPではSP以上に難しい。両側に来るものや片側だけのもの、左右の時間差があるもの等SP以上に厄介なものが多い。
「片方のCN中に別のノートが振り、もう一方で別のパートを叩く」という脳トレのような譜面も存在する。
CASTHOURから登場したMSSは途中で皿を回す方向を変える必要があり、またDPでは皿が一番外側にある関係で注意力や認識力が必要になった。
その他テクニック系
・自動化
片方が繰り返しのパートが続く譜面で、特定の押し方を繰り返すときに行う動作。ドラムンベースや2ステップ系、BLOCKS[H]、Pink Rose[A]のサビの前、雪月花[N]等。☆7~8ぐらいから必要。ある意味暗譜に近い。
・引越し
古い譜面にある「片方にノーツが全く降って来ず、反対側に密度の高いノーツが降ってくる」という場合に一時的にSPをやること。GRADIUSIC CYBER[H/A]やCHECKING YOU OUT[H]などごく一部のみ。賛否両論。
次回はEXTRA召喚曲と地力向上譜面のお話。
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