ドラマ版ハンニバルの魅力を語りたいオタク

ハンニバルとは

トマス・ハリスの小説「レッド・ドラゴン」を原作にしたアメリカのテレビドラマ。ジャンルは犯罪ドラマ、サイコホラー、サイコスリラーなど。全3シーズン。
天才的な犯罪プロファイリングの才能を持つFBI捜査官のウィル・グレアム。以前まではFBIアカデミー講師をしていたが、上司のジャックに現場での犯罪捜査官として抜擢された。その際、とある連続殺人事件の捜査協力者としてやっていた精神科医ハンニバル・レクターと出会うことに。しかし、博士との出会いによって周りもウィル自身も巻き込まれていく…みたいなお話。

  残酷描写…★★★★☆(観る人を選ぶ)
   明るさ…★★☆☆☆(ほぼ暗い)
ストーリー性…★★★★★(見応え◎)

ハンニバル(ドラマ版)は「公式が病気」「公式が最大手」とファンニバル(ハンニバルのファンの総称)の方々が口数揃えるほど作品愛溢れる作品なので気になった方は是非…見てくれ…見てくれ…(((切実)))U-NEXTやHuluで観れるぞ!!!嬉しいね!!!

ハンニバルの魅力①
「世界観を構築する美術的な拘り」

料理シーンは勿論のこと、残酷描写でさえも「美」を感じられるほどに全体的にアート志向な作品であるからこそドラマそのものの「ハンニバルらしさ」を表現している様子は本当に息を呑む。というか、死体描写や残酷描写などの映像や細々した造形も手を抜かないところは美術作品そのもので正直グロさよりも各シーン切り抜いても綺麗だから個人的には観てて背徳的な美しさを感じた。
ハンニバルに登場した衣装のほぼ全てがオーダーメイドであったり、建築物もセットも世界観を壊さない工夫をしていたりなど改めて凄いな…と感嘆する。細々としたデザインとか色彩への拘りがあるからこそ素晴らしい作品ができているのだと思う。

ハンニバルの魅力②
「原作へのリスペスト」

監督さんはインタビューの中で、ドラマ版ハンニバルを「パロディ版小説」という扱いで唯一無二の作品を構築していると解答していた。
割と原作ではちょい役でしか出てこなかったキャラクターを濃く描写してくれたり、原作の表現を欠かさず加えてくれたりなど「ハンニバル」という軸は外さず作品そのものの良さを見せつつ且つ、概念そのものを違う角度で捉えてくれていて、不気味で暗い物語ではあるけれどけれど死の概念や生命の在り方をドラマの裏で感じ取れるほどに表現している。制作陣が原作者のトマス・ハリスもとい「ハンニバル」が好きなんだろうなって凄く、非常に…感じる作品。
そのため、個人的には原作を履修してからドラマを観た方が何十倍楽しめると思う。

ハンニバルの魅力③
「キャストの演技がバッッッチバチに良い」

言わずもがな。①②の美意識に裏打ちされた映像美や原作リスペストも凄いんすけどそれに加えて、キャスティングが素晴らしいので…これは「「「観てくれ」」」…としか言えない。
語彙にすることすら烏滸がましいと思うくらいには演技に圧倒されるので、観てください。

観てください。


観てください((切実))



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