一緒に働きたいのは、どんな人?

おはようございます!ヤンです。

パイの実を食べるたびに美味しさを再発見している今日この頃です。コスパもおかしいので、たぶん未来のテクノロジーで作られてるんだと思います。

さて。

「一緒に働きたいのは、どんな人?」っていう問いについて考えたときに、いろんな個性的な面々が思い浮かんで、それぞれ意外と共通点がなかったりしたんですが、絶対に外せない条件は「良い人」ってことだな〜っていう結論に至りました。

一見、投げやりな結論のように思われるかもしれませんが、考えた上で、やっぱりそこに落ち着くのです。

以前にもクローズドなところでざっくり考えをまとめてみたことがあるんですが、今回はもうちょっと詳しく掘り下げてみます。


意地悪じいさん・意地悪ばあさんなど、我欲を追求しすぎた人が残念なことになるおとぎ話ってたくさんありますよね。こぶとりじいさんとか、花咲かじいさんとか、かちかち山とか、さるかに合戦とか。

ちゃんと数えたり分類したことはないですけど、日本に残るおとぎ話って、因果応報の話がとっても多い気がします。

それにはいくつかの理由があるとは思うんですが、たぶん一番大きいのは、
因果応報という原則が普遍的だから
だと思うんです。

面接をいっぱいやって、いろんな人と働いてみた上で、その結果を踏まえて思うのは、
一緒に働くなら、やっぱり「良い人」っていう要素は絶対外せないな〜
ってことです。

「良い人」を別の言葉で言い換えると、
「社会やチーム(周囲)のために貢献する人」
です。

結果としてチーム全体へのプラスが大きければ良い人で、チームへのマイナスの影響の方が大きければ良い人ではありません。(人の内面にある意志を考慮しない、ミもフタもない定義ですけど。)

視点や社会通念によって善悪の概念って変わるよね、という前提に立つと、「絶対的な善」「絶対的な悪」というのは定義ができず、条件付きで相対的にしか「良い人」「悪い人」のラベリングはできません。例えば集団内で対立があった場合に、「A派にとっては良い人だけど、B派にとっては悪い人」というのがあり得るので、範囲を限定するのもマストです。今回は「社会」と「チーム(周囲)」という範囲内での「良い人」について言及しています。

完全に蛇足ですが・・・
「社会にとっては悪い人だが、チームにとっては良い人」に該当するのは、倫理観が欠如した「反社会的組織のエース」みたいな人ということになってしまうので、やっぱり対象外です。

付け加えると、「良い人」っていうのは「無欲な人」という意味ではないどころかむしろ逆で、会社という特定の結果を出すことを目的とした集団の仲間としては、むしろ「欲が強くて、良い人」が理想だなぁって思うのです。

まず大前提として、ぼくは欲をとても肯定的にとらえています。なぜなら、まず欲がないと生き物として行動する理由が発生しないからです。例えば「モテたい」っていう欲求とか、めちゃくちゃ強力です。「欲が強い=能動的=原動力がスゴイ=エネルギー量がスゴイ」だと思っていて、それ自体には善悪はありません。(なので、「ダークサイドのフォース」という概念は存在しないと思う派です。フォースはフォース。それに周囲の都合で善悪のラベルをつけてるだけ。)

ここで一番注意しなきゃいけないのは、優秀だけど良い人じゃない「良い人風の人」です。どういう人かというと、周りの人の手柄を奪ったり、周りがワリを食ったうえで、チーム内で一人勝ちを目指すような人です。始めに書いた「良い人」の定義で言い換えると、「チームに貢献しない人」です。

個として結果を出せる(=優秀な人)ということと、チームに貢献する(=良い人)というのは別軸にある概念であり、「優秀だけど良い人ではない」人には注意しなければいけません。

・・・そしてこれが、おとぎ話でいうところの意地悪じいさんや意地悪ばあさんだと考えています。

一見その人が個として結果を出しているようにも見えたとしても、チーム内の他の人の手柄が盗られたり、他のメンバーのパフォーマンスが低下したり、チーム内の関係性の悪化をもたらしていたら、チーム全体としてはプラマイゼロどころかマイナスになることが多々あります。

いないほうが集団のパフォーマンスが上がるので、昔で言えば、村八分にされるのでしょう。

おそらく、山ほどある寓話が示している教訓はソレで、理屈ではわかっていても狭量な我欲が先走っちゃって意地悪ばあさん化する人が後をたたないからこそ、教訓としてもずっと有用であるがゆえに、残り続けているんだろうなぁと思います。

まとめると、

結果を出す人(=優秀な人)とチームに貢献する人(=良い人)は違う。チームに貢献しているかどうかは、「その人が結果を出しているかどうか」だけで判別してはいけない。「仲間含むチーム全体のパフォーマンスを上げているかどうか」という視点が必須。

ということです。

その理屈を踏まえた上で現実に立ち返ると、優秀な人と良い人を見分けるだけでも簡単ではありません。「短期的には悪影響が表面化してなかったけど、ジワジワとチームに悪影響が広がってる気がする・・!」というような、ある程度の期間を経て判明することも多かったりするからです。

また、それも必ずしも絶対的なものではなく、チーム内の相性によっても発動したりしなかったりします。

また、見分けたところで、個として「優秀」なチームメンバーを途中で離脱させるというのもこれまた難しく、かつ痛みが伴うので大変です。

「どうやったらそういう人を事前に見分けられるの?」という問いへの答えは、僕はまだ良くわかっていません。『人を選ぶ技術』という本(良書!)に近しいことは書いてあったんですが・・まだピンと来てないです。

なのでもし、「この本にタメになることが書いてあったよ〜」っていうオススメ本がある人はぜひ教えてほしいです・・!

組織の良いところも悪いところも結局のところぜんぶ人なので、嬉しかったり楽しいことも沢山ありますが、大変なことも同じくらいありますね。日々学びにあふれてますわ。
#長文すぎて語尾が雑になってきた

ではでは、今日も素敵な一日を〜!


ちなみに

今週末9月23日(土)の夜は、バレエ「えんとつ町のプペル」を観に行きます。
みなさんもぜひ!


ランチミーティングしよう

ランチの時間を有効活用しようと思って、実験的にこんなこと↓を始めてみました。興味ある人はぜひ!


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