リメンバー・ハンロンのカミソリ

おはようございます!ヤンです。

すこし前に美容室『NORA』代表の広江さんと経営者何人かで飲んだとき、『ハンロンの剃刀(カミソリ)』という言葉についての話題が出たんです。

どういう文脈でその言葉が出てきたのか覚えていない上に、その話の結論も完全に忘れたのですが、「なんだその単語!?」と気になって頭の片隅に残り続けていて、その後も何かにつけてボンヤリと思い出すことも多かったんです。

改めて今考えてみると味わい深く、色んなケースにこの考え方を適用すると、自分の周囲の景色が少し平和になるなぁ〜と思ったので、それについて書いてみます。

オッカムのカミソリ

『◯◯の剃刀』という言葉のなかで、たぶん一番有名なのが、『オッカムの剃刀』だと思います。(たぶん)

これは何なのかというと、Wikipediaによると、

ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない

という考え方です。

この考え方について説明するときに難しい言葉を使ったら「マジでなんもわかってねえな!」って感じなので、すっごくハショると
なるべくシンプルに考えようぜ
みたいな話です。

ハンロンのカミソリ

『ハンロンの剃刀』は、さきほどの『オッカムの剃刀』の派生のような考え方で、Wikipediaによると、

無能で十分説明されることに悪意を見出すな

という考え方です。

時々、周囲の人の行動とかで、
「なんでそんなヒドイことするの!?」
みたいなのに遭遇することがありますよね。

そういうときに「この人は自分の敵に違いない・・!」と思ってしまったり、「世の中悪人ばかりだ・・!」みたいな絶望を感じてしまったり、ひいては荒唐無稽な陰謀論を信じちゃったりする人もいたりすると思うんです。

でも、ほとんどの実態はそんなヤヤコシイ話じゃなくて、誤解とか、怠慢とか、人としての弱さとか、単に想像力とか知性が欠けてただけ、みたいなことが多いのでは?っていうことです。

すっごくハショると、
ぜんぶ、アホのせいだ
みたいな話です。

人間はことごとく、何かしら知識や思考や想像が足りなくて、アホで知性が足りてなくて、そのせいで問題が起こるだけであって、わざわざ「あえて悪いことをやってやろう」みたいな人ってそんなにいないんじゃないの?っていうことですね。

この考え方に立つと、結構身の回りが平和になると思うんです。

極論、「世の中の人間、全員マジでアホ」って思っていれば、なにかしらありえないことが起こっても、ことごとく「コイツ、こうなることが想像できてないんだな。アホだなぁ〜」で済みます。そして、トラブルやヤバイ人に対して軽やかに対応が出来る人って、そういう達観ができている気がしています。

最近、SNSとかで、有名人とかにカジュアルに「◯ね!」「コ◯す!」とかとんでもなくヒドい言葉を投げかける人が結構いたりしますよね。その事象だけを切り取ると世界が悪意と敵意に満ちているような気がしちゃいがちですが、根っこの原因は、ただアホが発言してるっていうだけだと思うんです。シンプルにアホだから、相手がどういう状況なのか、相手がどう思うかまで想像が及んでいないし、自分がそういう行為をすることによって、どんな問題が起こるかもまるで想像できていない。それだけだと思うんです。

この考え方に立つと、意外と世の中は悪意で満ちていない。

「なんだコイツ。ひでーヤツだな」っていう人に遭遇してモヤモヤしたとき。誰もが不用意に発信力を持ててしまうこの時代。そんなときはリメンバー・ハンロンのカミソリです。

軽やかに過ごすために大事な考え方だなーと思ったので、こんなことを書いてみました。


CHIMNEY TOWNでの活動に興味がある学生や若者とは、いろんな形で組めたら嬉しいので、興味がある人はランチしましょう。↓

それでは、今日も素敵な一日を〜!

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