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毎日短歌 5日目

ありふれて 温度をなくした思いだと 必死に抗う 君の左手

これはまだ価値ではないと言い捨てた 些細なものを集めて舐めて

10年ぶりに 飲んだ牛乳の後味で 伸ばされた背をそっと笑う


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