セフレとの関係がほぼ破綻した

外見と雰囲気が好きで付き合っていたセフレとの関係がほぼ破綻した。

まず、彼とは感性が合わない。私が面白いと思うお笑い芸人は彼にとっては「無理」だそうで、逆に私には1mmたりとも面白いと思えないお笑い芸人を彼は好きだと言っていた。

飲食店で選ぶメニューもいまいち合致せず、私がメニューを選ぶと「え?それ?」という反応をされたりする。


考え方も違うようで、話していて同意してもらえることがあまりなく、反論されることが多い。その上、その反論が微妙に的外れな事が多々ある。

どうも彼には私の発言を広すぎる意味で捉えられてしまうらしい。彼は私の意図とは異なる状況を想定して反論する。だから私からすれば、「私は今そんな話をしてないんですけど…」と言いたくなるような返しをされてしまう。

私には即座に的確な返しができる頭がないので、その場では彼の言うことにうなずくものの、どうにもモヤモヤして後で改めて考え直してみると、やはり彼の返しが的を外していることに気づいてイライラする。そんなことが何度もあった。正直、彼とのコミュニケーションはストレスが溜まる。


セフレとの関係で辛かったこと


セフレとの関係で1番辛かったのが、彼が他の女性、それも人として尊重している女性の話をしている時だ。

彼の職場で雇った事務の女の子の話。その女の子はその職種とは無関係の学部卒で、面接でも口が上手いわけでもないし仕事ができそうな雰囲気でもなかった。それでも志望動機に筋が通っていたことで採用すると、着々と仕事を覚えて戦力となり、今ではなくてはならない存在だという。彼女を雇った彼は我ながら見る目があったと言っていた。

大学の同級生だった女性と久々に会った話。その女性は頭が良く理論整然と話すので、何時間話していても飽きないらしい。頭の良い女性だけあって、社会的地位の高い職に就いているそうだ。


彼の好きなグラビアアイドルや女性芸能人の話は何とも思わなかったが、知性によって人間として彼から認められている女性の話を聞くのはキツかった。

私は発達障害でまともに仕事ができたことがなく、仕事を通じて人から認められた経験が1度もない。特に仕事の話になると、嫉妬とコンプレックスが押し寄せてきて胸が詰まりそうな思いがした。卑屈な気分になって自虐話をしそうになったがぐっとこらえた。


もう、彼と共有できる話題があまりない。私は人に堂々と言えるような仕事はしていないので、仕事の話はほとんどできない。旅行に行った話などをしても大して盛り上がらない。

おそらく私は彼の前で楽しそうに振る舞えていないのだろう。話のネタも尽きて「~が嫌だ」「~にムカついた」というようなマイナスの話題が増えて、愚痴っぽい印象になってしまっていると思う。

コンプレックスを蒸し返して1人で勝手に卑屈になって、口では言わなくとも暗いオーラが彼に伝わっているのかもしれない。せっかく彼が話題を振ってくれているのに申し訳ないと思う。

精神状態が良くないと、人の話をすべて自分に対する攻撃として捉えてしまう症状が出る。明らかに相手に悪意が無いのは分かっていても、だ。


彼に賢い女性だと思われたかった。しかし私の脳みそは彼とは通じ合えなかった。結局私は、おっぱいとまんこだけの女にしかなれなかった。



そして先日、決定的にやらかしてしまった。その日私は、個人的にうまくいかなかったことがあって少し動揺していた。その動揺を察知されてしまったのか、彼の話に対して「いいね」「楽しそう」など前向きな反応を示しても何となく盛り上がらなかった。その後ある話題を出すと「それは違うでしょ」という否定モードに入ってしまった。

どんどん空気が険悪になり、しまいには相槌すらあまり打ってもらえなくなった。私も「前から思ってたけどマジで馬合わないよね」とはっきり言って帰ろうかと思うくらいイライラした。

結局ホテルには行ったが、彼も萎えてしまったようでその日はちんこがフニャフニャで入れらなかった。「おっぱいがもう少し大きければなあ」とも言われた。完全に終わったと思った。


それでも、自分としては関係を続けたいと思っている。頼むからもう1度会ってくれと思っている。なぜ彼にそこまで執着しているのかは自分でも分からないが、やはり外見が好きなのだと思う。高身長で小顔で細身で、綾野剛っぽい感じの少しクセのある雰囲気で、彼のような人は他にあまりいない。


セフレができて分かったのは、私にとっては人を好きになることとセックスは必ずしも結びつかないということ。私の場合、セックスに結び付く要素は顔立ちや雰囲気などの外見と社会的地位の2点だけである。

外見が良くて社会的地位があれば馬が合わなくてもそれなりに性欲は湧くし、逆にそれらがなければ、いくら心が通じ合おうとセックスしたいとは思えない。

先日、見た目がそこそこ好みの人に出会ってついていってみたが、やっぱり無理だった。当日にホテルを打診されたが断った。私の場合は見た目が好み+社会的地位が高い人でないとセフレにはできない。


彼とはもう二度と会えないかもしれない。次にもしチャンスがあれば、彼が忙しい中貴重な時間を使って会ってくれているという意識を忘れずに、明るくいきたい。これ以上愚痴っぽくなっては絶対にいけない。あとは服装もちょっとエロいやつで行った方が良さそうだ。

何度か素で笑ってくれた時のことを思い出して、もう1度笑ってくれないかな、とずっと思っている。頼むからもう1度会ってくれ!





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