シェイクスピア『ハムレット』が教えてくれたこと
『言葉は空に迷い、思いは地に沈む。
心をともなわぬ言葉が、どうして天に届こうぞ』
これはシェイクスピアの代表作「ハムレット」の中で書かれたワンフレーズ。
私達の人生には、言葉だけで思いを伝えなければならない場面がある。
それは就職面接であったり、仕事での重大なプレゼンテーションであったり、好きな子への告白や恋人へのプロポーズとか。
そういうとき私たちは、伝えたいことを整理する。
それは間違えている事ではない。必ず必要。相手が聞いて嬉しくなるような表現であったり、伝わりやすいシンプルな文章構成は必要だから(この記事にも当てはまるかもしれない)。
けれど最も大切なのは「心(意志)を言葉に与える事」。なぜなら心なき言葉はただの音であり、言葉なき思いはただの鉛でしかないから。
シェイクスピアはそう考えているのではないだろうか。
文豪からの学び。それは人生における贅沢なのかもしれない。
今これをお読みのあなたにもそう思ってもらえたら嬉しい。けれどうまく伝えられたかはわからない。
なぜなら言葉は空に迷い、思いは地に沈むから。
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