Chocolate Dream

このタイトルは私が一番好き(だろう)なDER ZIBETの曲。
色々なメディアでヴィジュアル系を取り上げる時、BUCK-TICKが開祖であるかのように言われているけど、デルジの方が先だ!と何度も思ったことか。
BUCK-TICKの櫻井さんだって、ヴォーカルのISSAYさんのファンと公言していた(よね?)し、ロッキンオンジャパンか、音楽と人か忘れたけど、一緒に対談したこともあったよね。
あぁ、話が逸れた。

ISSAYさんの突然の訃報。
Twitterのオフィシャルのツイートで知った時の、現実味のなさ。ちょうど去年の大谷令文さんの訃報と同じくらい実感の伴わない文字の羅列。
ミュージシャン仲間や後輩、仕事の関係者、友人、ファンのツイートをただただ「いいね」を押すだけしかできなかった。前の週の白田一秀さんの時と同じ。
白田さんもだけど、ISSAYさんも仲間やファンに愛されていたのが良くわかる。それだけに辛い。

DER ZIBETは友人に布教された。付き合いのつもりでライブを見に行ったが、メンバー全員美形で、音楽も好みだったので友人以上にハマり、まもなくファンクラブにも入った。
諸々の事情でバンドもファンクラブも休止になって、情報が入りづらくなったが、それでもSNSやネットのおかげで、活動再開したのを知ったが、ライブには行く機会がなかった。
コロナ前の夏、別のライブで東京に行ったついでに、吉祥寺でのライブを見た。地元でもアレルギーとの対バンを見て、見てる方も演者も10年以上歳を取っている筈なのに、ISSAYさんはそのままだった。おそらく私が80歳になっても彼はそのままなのだろうと思っていた。
その時のライブでもやった、「サイコリザード」や「深海魚」のようなスピード感ある曲もテンションが上がるけれど、表題の「Chocolate Dream」のような、ISSAYさんの甘い声で歌われる曲が本当に好きだ。
あれから何年も経って、色々なアーティストのいい曲に出逢うけど、DER ZIBETの曲を聴き続けているだろう。
楽しく、キラキラした時間と沢山の素敵な曲をありがとうございました。
そして、安らかにお休みになってください。

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