第35回 アニキ語りの一部文字起こし

今日はですね、政党助成制度について話そうと思ってます。
泉房穂さんがですね、エックス、旧ツイッター内で

https://x.com/izumi_akashi/status/1730962653747814461?s=20
「政治にお金がかかる」と言うのはウソだ。本来の真っ当な政治活動をするのに、お金は必要ない。選挙対策や、出世のための対策として、お金を使っているだけのことで、それらは政治活動ではない。真っ当な政治活動であれば金は必要ではない。

これについては、ハッキリ申し上げると、

政治は金がかかればかかるほど出来る事が増えるんですよ。

政党助成金を活用する国会議員というのは、全国それぞれの選挙区の有権者から付託を受けて平日は東京国会で仕事をするわけですが、週末や閉会中は何をするかといえば、自分の選挙区に戻って、その地区それぞれの課題を集約して現実的段階を踏まえて、実現に向けた建設的な理解と賛同を得られるように努力をしていくと、ざっくりあるわけですが、では民間から地元の国会議員に対してどんな些細な小さな意見でも、それ自体を国会議員に持ち込めているかで言えば、これは数が少ないと思っています。だからその各所各所で声を拾いにいってくれる秘書が必要なんですね。

全員が全員、国会議員のホームページや事務所を調べてそこに連絡できるなんてのは、まずない。多分、下手をすれば自分の選挙区の国会議員どころか県議の名前や活動内容すら知らない方が多いと思っています。理由としては、そういう窓口があることすら知らない、まず政治に興味なんかないと、なんかこういい歳をした大人が、重箱の隅をつついた議論を延々とやってんな不毛だなみたいなところなど、あまり政治に参加することによるいいイメージがないんだというのは無関心層から想像できることと思っていまして、政治家としては、有権者の情報格差やネットリテラシーの差に政治参加へのハードルがそれぞれ違うという部分に対し、改善努力をしていくのが国に尽くすということだと私は思ってるんですが、それをこなすうえで必要なことはなんですか?という話なんですね。

土日や閉会中以外でも、地元の声を集めておく努力はあっていいということなので、自分が直接聞いて回るのは身体一つで考えると現実的でないわけで、自分の手足となって動いてくれる人が仕事として必要になってくるわけです。

じゃ、その人間にそういった仕事を依頼するうえで給与、要は原資が必要なので、それにはいくらあっても困らんというところなんですよ。

真っ当な政治活動という一見聞こえが良いように言ってますが主語のデカさがかえって個人のそれぞれの自由な政治活動を制限するというところが逆にその定義に沿ったことにしか金が使われないということで、これは特定のところにしか金が回らないというかえって極端な利益誘導の傾向が見えてくるわけで、何か一見正しいことを言っているようで、あまり理解の深くない有権者を曖昧に扇動している部分というのを話しておこうと思いました。


大阪万博の建設費用が上がってきているという、世間の声が上がってますがこの予算案自体が2017年の相場で計上されていて、扱う材料や、人件費の高騰というのは、コロナとウクライナ戦争以降で国民がなんとなく、物価が上がってしまうんだなというのは、理解を少しはしている部分かと思います。なんかこう決して、特定個人一部の利益だとか財布の中を暖めるみたいないわゆる、ズルい金儲けを個人のためにやってるんだろうというような声は少なくないんですが、国内の経済波及効果という前提を読解する必要があるんですが、例えとして、1億円のお金が動いたとして、その内訳をざっくり人件費、材料費としたら、人件費って要は我々全員の給与の部分ですよね、これら1億円があれば当然原資として給与になるんで、またその人間一人が色んなところでお金使うわけです。食事をしたり、旅行をしたり、日用品を買ったり、誰かに贈り物をしたりとか、日常生活で使用するお金の動きを想像してくれれば分かりやすいと。材料費は必要な機械、それに伴う燃料、木材、鉄の仕入れと、当然それらを製造してくれている企業とその労働者に還元されていきますので、高騰しているのに値段を当時のまま据え置くというのは、結局、企業負担=我々の雇用と給与の不安定化になるわけです、なので当然、高騰していっているのであれば、それに伴ってスライドすることが国民の生活を守るわけですね。

話を戻しますと、その波及効果が人と人との物流と融合となって、その産地での製造や商談交渉など色んなビジネスとしてのチャンスを作るというわけで、ただ国家予算の金が金のままあっても、そういう人同士で、企業同士で、また国際交流としての経済と文明発展は望めないんですよ。

よって、経済波及効果というのは、狙っていかないといけないし、わかりやすく言えば、ショボくてはいけないんです。
当たり前の前提として、富を持つものが気持ちよく高い金を払っていくことで、その金は世の中にあらゆる形で芽吹いていくということなので、高い値段のサービスを提供することというのは国家の経済全体の底上げで言えば必要になる、そういう理解を日本人には持って帰ってもらいたいとこです。


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