憂鬱な仕事を楽しむ

銀行や公的病院からの相談が増えてきました。
こういう仕事は無駄な時間が多くて嫌なんです。
Gmailもわからないお爺さんばっかり相手にしないといけないし、打合せにわざわざ出向いたりしないといけないし、出向くとコーヒーばっかり出してくるし…。コーヒー出されるたびに、
「カフェインレス生活でローズティーとか炭酸水しか飲んでないフレッシュな私の体にこんなものを入れたくない」
とおもいつつ、出されたものは飲干すという親の躾を破ることができないために、つい飲干して、
「美味しかったです」
とか思ってもいないことを言ってしまい、誠実な自分を裏切った気持ちになり落ち込みます。

でも、私は雇われの身。
好きなことばかりもできないサラリーウーマンなのです。
せめて、
「気持ちをあげていくために買い物をしよう」
とスーツを買いました。
けれど、自分で選んで気に入ったから買ったはずなのに、当日になると、そのグレーのスーツがねずみ男のユニホームしか見えない。とにかく何をするにして憂鬱になりました。

なんでこれほど憂鬱なのか。
朝っぱらから気持ちの分析をしてみました。
そうしますと、何のことはない。
「普段が快適すぎる」ことを発見しました!
感謝です。

そう思うと少し希望がみえてきました。
苦手な客先に行くような日は月に何度もないのです。
憂鬱な日なんて月に何回かなのです。
憂鬱になったら、それは、普段が恵まれてること。

「この憂鬱な気持ちは、普段の幸せの裏返しなのだ、憂鬱の気持ちが深ければ深いほど幸せだってことだ」と思って過ごしてみたら、案外楽しく過ごせました。

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