日刊ゲンダイという三流イエロージャーナリズムのでっちあげ❓の件。


きのうあたりから、ツイッターで「安倍晋三記念紙幣」どうたらこうたらの趣意書が拡散されています。なんでも安倍さんを記念した3万円札をつくろうという会の声明なんだとか。
そのペーパーのなかに、「国民皆兵の実現」ということばが入れ込まれていて、ここにリベパヨの連中が脊髄反射しているというわけです。
安倍さんはそれを目指した政治家だったというのですが、これは明らかなフェイク、嘘です。彼は生前にはっきりと「徴兵制の導入は憲法違反だ」と語っていました。

いったいこの怪文書まがいの趣意書はどっからでたものなのか。それを調べようとしましたが、発起人の名前がすべて消されており、確認できません。メディアのなかでは日刊ゲンダイだけがこの話を記事にしており、ほかの新聞はあつかっていません。

どういうことなんでしょうか。

つまり、これは永田町界隈にとびかう怪文書のたぐいで、ニュースにするには信憑性に欠けるので、ほかのメディアは歯牙にもかけなかった、というのが真相でしょう。
日刊ゲンダイの記事でも、いったい誰が発信したのか、という肝心のところがすっぽりとぬけおちています。なんたら国民会議とは書いていますが、その組織はどこの誰がやっているのかがまったくわかりません。
おおやけにされた趣意書なら、名前を出すのが筋です。しかしそれを書かない・書けないのには、なんらかの後ろめたい理由があったからだと思われます。ようは、箸にも棒にも掛からない怪文書をニュースのねたにしこむためにはそこはじゃまだった。
ちなみにネットでぐぐってもこの「安倍晋三記念紙幣発行推進国民会議」はサイトすらありません。もともと存在しないのなら、なくて当然でしょう。

日刊ゲンダイの記者はこの1枚のペーパーについて、いったい裏どりの取材をしたのだろうか。この消された名前の一人一人に問い合わせたのだろうか。たぶんやってませんね。

「国民皆兵の実現」というワードが物議をかもすのはみえています。そうでなくても憲法改正アレルギーのある日本です。そこにこの手のワードと安倍さんを絡ませる狙いはなにか。むしろ、反安倍勢力がでっちあげた可能性すらみえますね。

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