田根 剛 訴訟

フランスにおいて、
建築家 田根剛氏に対する、
訴訟を開始しました。
3月から裁判が始まります。
<概要>
パリに物件を購入し、
そのリノベーションを
田根氏に依頼したのですが、
建築家としての能力の問題以前に、
私の了解を得ていると嘘の説明をして
未完成の工事中の物件の引き渡しに合意するなど、
社会人として詐欺的だと考えるに至り、
弁護士間の話し合いも平行線のため、
訴訟に踏み切りました。
<目的>
経済的被害の回復もさることながら、
本件自体をうやむやにせず、
世の中に発信していくことで、
これ以上の彼の被害者をださないこと、
が、この発信の目的です。
<問題の一例>
一例ですが、
私に無断で、未完成にも関わらず、
建築業者から工事完了として、
引き渡しを受けて、
約半年、こちらが指摘するまで、
隠蔽されていました。
例えて言えば、建築家が私のサインを偽造して、
勝手に未完成の家を買っていて、
代金を請求されている、という感じでしょうか?
意味不明ですよね。
さらには、
これを現地弁護士と共に指摘しても、
嘘の説明をし、
法的に効力のない行為だから、
気にしないようになどと言われ、
建築家としての能力以前に、
「詐欺的」と理解しました。
にわかに信じがたいと思いますが、
これが「一例」ですので、氷山の一角の下には、
とんでもない問題が、これでもかとあったことが、
ご理解いただけると思います。
<ヒヤリング>
私もまさかこれだけ有名な建築家が?
という気持ちでしたので、
自分が何か勘違いしたり、間違っているのか?
を調べるため、
他のクライアントでも、
同じく困っている人がいるはずだ、と考え、
フランスで彼が他に手がけている
クライアントに、ツテをたどって、
複数名話を聞くことができました。
プライバシーに関わるので、
内容については触れませんが、
私が理解したのは、
仮に何か大問題になったとしても、
不動産価値や商業価値を守るため、
公表したりできない、ということでした。
それぞれの事情のあることですので、
しょうがないですよね。
私とて、これを公表すると、
何かしらのデメリットがあるわけです。
ますます面倒なヤツだと思われてしまいます笑
ただ、結局、誰かが声を上げなければ、
私自身が問題の隠蔽に加担してしまうのと
同じだと考え、
同じような被害が起きないように、
公表することとしました。
<調査方法>
フランス語も、
フランスの法律も、フランスの建築も、
ほぼほぼわからない私ですが、
手探りで、問題を調べていきました。
まずは、法律です。
google翻訳とdeepl翻訳を片手に、
(日本の法務省にある)
日本語のフランス民法の解説と、
フランス語の民法原文を比較して、
建築に関わる条文を見つけて、
どういう法体系になっているのか、
読解していくことから始めました。
私の本気度が伝わると思います(笑)
ここで法的な問題点の概要をした上で、
法的サポートを受けるための
チーム編成が重要と考え、
フランスで、
日本に理解ある現地弁護士、
建築裁判に詳しい現地弁護士、
日本で、
日本と仏の弁護士資格を持つ弁護士と、
チームを編成して、
法律上の問題点を調査、整理し始めました。
次に建築です。
中立な調査を行うため、
パリの建築家3名に個別に3回調査してもらい、
(建築の見た目の良し悪し以前の問題として)
この建築プロセスが、物件や図面そのものが、
適法なのか?健康に、安全に住めるのか?
から、調べてもらうことにしました。
配管1つとっても違法な建築家の図面のもと、
工事が行われており、
やはりそういうレベルから
問題があることを理解しました。
<まとめ>
繰り返しですが、私の今回の発信の目的は、
これ以上被害者を出さないこと、です。
法律上どうなのかは、最終的には、
フランスの裁判所が決めることです。
ただ、上記の深さで調べた意見、というのは、
私も自身が発注する前に知れていれば、、、
と、大変、後悔しているので、
クライアントとして彼に今後関わる人にとっては、
有益な1意見なのではと思います。
3月の裁判で、
違法な問題点の列挙の資料が
法廷で公開されると思うので、
必要な方は、それを見ると、
さらに問題がよくわかると思います。

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