Azure Communication Serviceによるメール送信を試してみる(解決編)

今回は以下の記事の続きとなります。

さて、上記の記事ではCommunication Servicesでドメインの接続をしようとして失敗したところで挫折してしまいました。
試しにもう一度作成したところ、ふと気づいたのですが、Communication Servicesがリージョンが日本も選べたのですが、Mail Communication Servicesはリージョンがアメリカのみとなっています。
もしかすると。。ということでCommunication Servicesのリージョンをアメリカで作り直したところ、無事正常に接続が完了しました。
まあ、同じリージョンでないとうまくいかないというのはAzureではあるあるなのですが、まさかここでも同じ問題にぶつかるとは。。
ということで、Communication ServicesとMail Communication Servicesは(今のところ)同じリージョンに置く必要があるようなのでご注意ください。
では、改めてMSのドキュメントにあるサンプルプログラムでメール送信を試してみましょう。
結果は以下になります。

サンプルプログラムでは送信した後に状態を取得し、表示するのですが(上のスクショの括弧内)、状態の種類は以下になります。

  • Queued:キューに登録済み。電子メールは配信のためにキューに入れられています

  • OutForDelivery:メールは現在、受信者に送信されています

  • Dropped:電子メール メッセージは、配信が正常に完了する前に削除されました。

ここで私が前回の記事で勘違いしていたことに気付いたのですが、現在Email Communication Servicesでは送信するところまでしか確認ができません。
つまり、SendGridのようにちゃんと相手に届いたか、開封されたかまではできないように思われます。
APIのリファレンスも見てみたのですが、やはり上と同じでした。

まだ公開されたばかりですので今後色々とできることが増えていくことを期待しています。
せっかくなのでこのサービスについては引き続きウォッチしていき、何かあれば試していきたいと思います。

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