Azureの各リソースの正常性確認方法(特にCloud Services(クラシック))

Azureの情報を知りたくて辿り着いた方は既にタイトルでずっこけているかもしれません。
そう、Cloud Services(クラシック)は2024年8月31日にサービス終了するため、新しく使おうという人はきっといないはず。。です。
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure/cloud-services/cloud-services-choose-me
そのため、この記事自体が非常にニッチな内容となりますが、リソースの正常性、つまりAzureのリソースが問題無く動いているかどうかの確認という意味では他のリソースでも流用できると思いますので最後までご覧いただけると嬉しいです。

Cloud Services(クラシック)はPaaS、つまりVMのようなIaaSと違ってOSの管理はAzureに任せることができます。
例えばWindows Updateのようなセキュリティアップデートは我々が管理する必要は無く、Azureに任せることができるわけですが、逆に言うとその実施タイミングについては我々がどうすることもできません(そのためシステム構成も注意が必要となりますがそれは別の記事で触れられればと思います)

Windows Updateに限らずAzureの都合で何らかの操作が行われる必要があり、場合によっては配置したプログラムに影響を及ぼす可能性があります。
事後になるものの、Cloud Services(クラシック)、つまりAzureのリソースにおいてどういった問題が起きていたかを知るための方法の1つをご紹介します。

まずはAzureのポータルサイトから「サービス正常性」を選択します。
更にそこから「リソース正常性」を選択します。

すると以下のような画面になりますのでサブスクリプションと、正常に動作しているかを知りたいリソースを選びます。例えばCloudServices(クラシック)を利用している場合、そのサブスクリプションで使用しているCloud Services(クラシック)が以下のように表示されます。

そして状況を知りたいリソースを選択すると以下のような画面が表示され、何が起きていたかを知ることができます。

PDF形式でまとまっていますので、それをお客様に提出してエビデンスとすることもできます。
また、更にそこから詳しい情報を知りたい方はMicrosoftより以下のような情報が提供されていますので参考にしていただければと思います。

 私が担当している案件ではCloud Services(クラシック)でバッチを動作させているのですが、ログを見ると再起動を行っていた節があり、Microsoftに問い合わせた結果このような情報が得られました。
最初に書いた通り、Cloud Services(クラシック)に限らず他のリソースでも有効な情報となります。

非常に限定された方々に向けた情報になってしまいましたが、お役に立てば幸いです。

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