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2020アルゼンチン共和国杯・みやこS〜非根幹距離と異色の仔

昨日の京王杯2歳Sはモントライゼが辛くも勝ち切った。
余裕の手応えで直線に向いた割には、差を詰められたレース内容を見ると、そのスプリント適性は明らかで、1400mでもギリギリな印象を受けた。
もし朝日杯FSに出走する事があれば、確実に凡走すると思っているので、その際は参考にしていただければと思う。

ファンタジーSはメイケイエールが期待に応え完勝。
ややメンバーにも恵まれた感もあるが、さすがは重賞勝ち馬という圧巻の内容であった。
こちらもマイルでどうかであるが、モントライゼよりはこなせる可能性が高いと思っている。



アルゼンチン共和国杯

たなゆーヴルゲキアツ推奨馬

◎15サトノルークス

非根幹距離マイスターが菊花賞ぶりの非根幹距離レースの出走となる。
非根幹距離(3.3.0.0)
根幹距離(0.0.0.4)

ここまで完璧に適性が出る馬も珍しい。
全姉のタッチングスピーチも重賞で馬券内だったのは全て非根幹距離だったように、とにかくその適性は非常に高い。

アルゼンチン共和国杯はスタミナ適性が問われるレースで、長距離適性が重要となる。

サトノルークスは菊花賞でその適性を十分に示している。
上手く立ち回ったワールドプレミアをあと一歩まで追い詰めたレース内容、またその後ワールドプレミアが有馬記念でも好走したのを加味すると、この舞台では好勝負必至だろう。

相手は当然ユーキャンスマイルということになる。斤量58キロでも凡走は考えにくい。
長距離適性は承知の通りで、一線級のメンバーとも差のない走りができる逸材。
次を見据えた仕上げでも上位争いは間違いない。

逆に骨折明け大外枠のオーソリティと、前走から距離大幅延長でスタミナ勝負に疑問符のサンレイポケットは危険評価とする。
双方とも相性の良い血統背景ではあるが、適性に関しては試金石となる。




みやこS

たなゆーヴルゲキアツ推奨馬

◎9スワーヴアラミス

エアアルマスは骨折明け58キロ、逃げられなかった時にモロさのあるベストタッチダウン、勝ちきれないクリンチャーと上位を占める人気馬が信頼できない部分があるこのレース。

それとは対照的に、今回人気を落としているのがスワーヴアラミス。
前走は久々の左回りに初の2100mでは凡走も仕方ない。適性がなかったのだろうという内容であった。
2走前の平安Sも先行馬にとっては厳しい展開であったと同時に、この馬にとって京都ダ1900という舞台も絶好の舞台というわけでは無かったかもしれない。
ここ2戦で共通しているのが、逃げ先行馬にとって不利なコースであったということ。

今回は一転、先行馬が有利な条件となり、少頭数ということで競馬もしやすい。
ベストタッチダウンを徹底マークしていけばスンナリ勝ち切るシーンが容易に想像できる。

そもそもマーチSではクリンチャーの素晴らしいマクリを寄せ付けなかったわけで、そこの勝負付けは済んでいる。

となればスワーヴアラミスに対抗できるは3頭となる。

逃げてやはり強かったのベストタッチダウン

骨折明けも何のそのエアアルマス

さすがはG1馬のワイドファラオ

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