35億の音がわからないヤツはミュージシャン失格!?
あなたは、この正月3が日をどのように過ごしましたか?
僕は昼間からお酒を飲んでダラダラしながら、自宅でテレビを見ていました。笑
元日はやっぱり、毎年恒例【芸能人格付けチェック!】
番組内で四重奏を聴き分ける問題があったんです。
一方は、ストラディバリウスのバイオリンやスタインウェイのピアノなど、総額35億円の楽器による四重奏。
もう一方は、総額80万円の初心者用楽器による四重奏。
この番組の常連、Gackt様は
「絶対間違えようがない。全く音色が違うんでこれで間違えたらミュージシャンダメですね」
と言っていました。
僕はですね…
見事に間違えちゃいました…!
ヤバい!
ミュージシャン失格ですね〜(^^;)
また別の問題で、東京フィルハーモニー交響楽団と、アマチュア・オーケストラの演奏を聴き分けるというのもあって…こちらは当てることができました。
ホッ…(^^)
さて、これらの問題に取り組みながら僕が感じたことは、
楽器や技術の差は、音楽の決定的差ではない!
ということです。
もちろん、35億円の楽器の方が、良い音はします。
プロの方が、上手な演奏はします。
でも、僕は聴き比べながら「どっちも好き」って思っちゃいました。
昨年少しだけ触れた『鑑賞力』に関わるんですが、初心者用楽器には初心者用楽器の良さがあるし、アマチュアの演奏にはアマチュアの演奏の良さがあります。
そこにどんなストーリーを感じるかは、リスナー次第。
ちなみに、このテレビ番組でも優劣を語っているわけではなく、あくまでも「どっちが35億でしょうか?」「どっちがプロの演奏でしょうか?」と問うているだけなので、僕は番組を責めたりはしません。
でも、この番組を観て、高い楽器の方が優れている、プロの方が優れている、という偏見を持ってしまうようなことがあれば、非常に勿体無いと思います。
どんな演奏にも耳を傾けて共感できる感性は、プライスレス。
ということで、以上、35億を聴き分けられなかった二流ミュージシャンの言い訳でした!笑
※表紙や下の写真は、テレビとは関係ありません!
2014年にカナダのオカナガン・シンフォニー・オーケストラと共演した時のものです。
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