チューナーより自分の耳を信じよう!
先日の記事で、「耳を鍛える必要性については別の機会に…」としましたが、
「続きが気になる!」とのご意見がありましたので、早速お届けしますね(^^)
まず疑問を感じてほしいのが、チューナーは正しいのか?ということ。
例えば、ハーモニクスチューニングで完璧に合わせた弦は、チューナーで確認するとズレてたりします。
これには音律が関係しててかなり深い話になるので詳しくは割愛しますが、ざっくり説明しますね(^^)
一般的なチューナーは、平均律を元に設計されています。
そして平均律というのは、いろんな調で扱いやすくするために平均をとった音律、つまり全てが少しずつ狂っている音律です。
イメージしやすく例えると、C♯とD♭の音程は厳密には違いますが、平均律ではどちらもCとDの間の同じ音程ということにしています。
その結果、本来のC♯ともD♭ともズレていることになりますね。
とはいえ…そりゃ僕だって、本番中ステージ上で音を出しちゃいけない状況でチューニングするときには、チューナーを使いますよ〜。
目で確認するしかないですからね!(^^;)
でも最終的に信じるのは、自分の耳!(^^)
チューナーはあくまでも目安です。
ちなみに僕は絶対音感は持ってません!
でも日頃から、チューナーに頼らずに『耳』でチューニングすることで、相対音感を少しずつ鍛えています(^^)
もちろん、綺麗に整った正しい音や美しい響きだけが音楽の全てではありません。
もしそうだったら、平均律は生まれていないだろうし、ピアノという楽器もないでしょう(^^;)
ズレてるのは問題ではないんです。
ズレてるのに気付かないのが問題なのです。
大事なのは、ちゃんと感じて、その違和感を出す出さないをコントロールできること。
そのために耳を鍛える必要があると僕は考えます。
トニックに半音で解決する7度の音を、わざと高めに弾く演奏家もいます。
マイナー調の短3度をわざと低めに弾く演奏家もいます。
ブルーノートやチョーキングやピッチベンドも、違和感を利用したテクニックです。
ということで、目的のサウンドからの逆算で最適な音程を考えてみてください。
そしてそのために、耳を鍛えましょう!(^^)
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