福徳岡ノ場からの軽石の漂流について (2)

四国沖にもいました

第五管区海上保安本部が足摺岬沖で軽石が漂流しているのを確認しました (資料はこちらから)。足摺岬沖ということで、実はすでに黒潮に乗って流れてきているのかもしれません。本日の気象庁の推定データと、五管の確認地点 (ここでは前述資料の地点①をオレンジ色の丸で記載) を重ねたのが次の図です。

画像1

確認地点は、黒潮の流軸 (=最も流れが強い場所) よりも外洋側のようです。なかなか微妙な地点にいて、沖縄周辺から本流に乗ってきたのか、沖縄周辺から琉球列島の外側を通ってきたのか、直接、福徳岡ノ場から流れてきたのか、この位置関係だけからは判断がつかないです。

少なくとも、外洋側にいるので、今回確認されたものが日本列島の沿岸に漂着する可能性はかなり低いと考えられます。一方で、現在、黒潮は伊豆諸島に沿って北上、相模湾沖で東に転向、という流路をとっているので、数日内に伊豆諸島周辺で漂流が確認される可能性もありそうです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?