お江戸も東京もあり〼
神田神保町まつやは、大好きな蕎麦屋。だいたいひとりで行く。小瓶のサッポロでスタートしてぬる燗をわさび芋で。文庫本を片手にチビチビと。さて、〆のせいろうをそろそろ頼もうかと思っていたら、隣のご婦人に話しかけられた。「どなたかと待ち合わせですか?」。いえ、ひとりですと答えると「よろしいですね、私も今度やってみます」と。年の頃は60歳ぐらいだろうか。女一人で蕎麦屋一杯というようなシブイ行為は、年上のご婦人たちにはかえって難しいことなのかもしれないな。
混む時間帯の前に店を出て、古本屋で何冊か買って帰ってきました。神田神保町には、お江戸も東京もあるよね。
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