卒業生に!

「故郷」
日本人なら誰もが知る文部省唱歌「故郷」(高野辰之作詞・岡野貞一作曲)
兎追いし かの山。 小鮒釣りし かの川。。。。。。。と続くあの故郷である。
作詞家は長野県中野市ご出身とのこと。あの頃はやはり都会へ就職し、ご両親や家族のことを案じ、故郷を懐かしく想う。そんな時代。都会で頑張って錦の旗をたてて故郷へ帰る事を夢見て。
3番には「自分の夢を叶えて目標を成就させたら、いつの日か故郷へ帰ろう。山青く水清らかな故郷へ。」という大正の歌である。私も大好きな歌ではあるが。
時代の変化とともに色々考えるのである。

そこで今は?
インターネットやスマフォで故郷の家族や周りの様子はリアルタイムで知ることができる。もっと言うならば普段は故郷に住み、ネット環境の整った大きな我が家にオフィスを構え、自然豊かな風土に中で子育てをしながら充実した人生を暮らす。必要であれば東京にこちらから出向く。そんな時代になったのではないか?
そこで私の部屋に飾られた尊敬する中尾哲雄先生に以前書いていただいた色紙を紹介したい。
「帰って来たよ 故郷。南砺の人 みなやさし。五箇山こきりこ 聞こえくる。ここに生きん 故郷」と書かれている。市内のお店で故郷の4番目として自作して頂いた歌詞である。
旅立ちの季節。一時的に南砺を離れる若い皆さんに捧げます。



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