汚いFLASH(じゃれ本アーカイブ)

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TAN : 「汚いFLASH」

TAN : FLASH、それは私たちの希望だった。
FLASHが廃止されHTML5が主流となる前、こんなうわさが2ちゃんねる（現在は5ちゃんねる）のオカ板を度々ざわつかせていたのだ。
汚いFLASHを見ると呪われる。
それは当時はやったチェーンメールのように瞬く間に世の中に広まった。

 キタガミ : 呪いのFLASH？ハイハイ釣り乙！当時の漏れはニキビだらけの頬に分厚い眼鏡をのせて、口からつばを飛ばしながら漏れは笑い飛ばしてやった！そんなものあるわけないだろｊｋ！しかしその噂は次第に２ちゃん全土へと広がっていき、本当にそのFLASHを見たという者さえ出てきた。

 蓮音レコン : 漏れは信じがたいと思いながらも
恐る恐る呪いのFLASHを検索した
しかし現れるのは呪いのFLASHと称した赤い部屋程度のFLASHばかりで
ねらーが噂するようなものは確認できなかった
やっぱり嘘だったんだと漏れは安心してネッサを楽しんでいく
すると、とあるうらるが張り付けられた

かせんじき : うらるを開くと、そこには井戸が映った画像がでてきた。
なんだ、ただの画像かよ。
そう思いながら画像を見ていると、それは動いているようだった。
井戸の周辺の草木は風に揺らされている。
漏れは、あ、これはFLASHだったのか、と気付いた。
そのFLASHは気がつけば日が落ちて暗いものになっていた。
漏れは不安を覚えたが、それ以上に目が離せなくなっていた。

リン・ゴ : 井戸から真っ白な何かが見えてきた。すでに真っ暗になった背景にその白い手のようなものはハッキリと見え、そして何かが這い出てくる。それは女だ。長い黒髪をだらりと垂らした白色の肌をした女は四つん這いで画面の向こうから此方へと近づいてくる
ヤバイ！と直感で思った、しかしもう遅い。画面の向こうの女性はまるで此方の存在に気付いているかのように手を伸ばして...

異界人 : 「くぅ～疲れました！これにて終了です！」
そう言った女の顔の周りを黒い背景が囲うように縮小していき、最終的に画面が真っ暗になった後
「もう幽霊はこりごりだよ～」という声とともに女の顔がもう一度登場し、再びアイリスアウトした。
いったい何だったのか。今日起きたことは夢か、それとも現実か。ラッスンゴレライってマジで何だったのか。俺は何もわからないまま眠りについた。
「それでは練りをしまつ！ぽやしみ～」

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あまりにも綺麗にまとまったので無許可で転載しました。
許してください。

タイトル非表示な上でFLASH要素の消えたリンゴさんからの異界人さんの流れが神。