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コロナ禍でも、「やらない理由がありません」|プロダンサー・中澤利彦さん|今日のNYC|SUN|2020.08.02

写真は(2020.07.31.6.47pm)

(執筆|ニューヨーク情報共有グループ(フェイスブック)|2020.08.02)
(ニューヨーク情報共有グループ)
https://www.facebook.com/groups/nyjk2020
(ニューヨーク情報共有[エンタメ]グループ)https://www.facebook.com/groups/nyjken/

【背景】
コロナ禍で情報を共有できるグループ「ニューヨーク情報共有」と「ニューヨーク情報共有(エンタメ)」を作りました。その時、プロダンサーの中澤利彦くんに声を掛けました。「ニューヨーク情報共有」に書いた投稿です。

8/2 8:30am Sun 今日のNYC
みなさん、おはようございます。日曜版なので、今日は友人のことを書きます。
実は明日、友人の一人が日本へ帰国します。プロダンサーの中澤利彦くんです。
3月16日に、コロナ禍の中での情報共有を目的に、この「ニューヨーク情報共有」グループを立ち上げました。それとほぼ同時に、「ニューヨーク情報共有(エンタメ)」グループも立ち上げました。


ブロードウェーの全公演が中止されたのが3月12日。翌13日からは500人以上の集会が禁止、さらに16日からは映画館、劇場などのエンタメ施設も営業停止となりました。真っ先に影響を受けたエンタメの人たちを支援しなくちゃと思い、彼らが情報の共有をできる場として「ニューヨーク情報共有(エンタメ)」を作りました。一緒にやろうと声を掛けた中澤くんの返答は、「やらない理由がありません」でした。


中澤くんとは数年前、僕が当時編集長を務めていたフリーペーパーの取材を通して知り合いました。色鮮やかな髪、奇抜なヘアスタイル、メタリックやゴールドのド派手な衣装、キレキレのパフォーマンス、人前で話すときの堂々とした立ち居振る舞い。そこからは想像しにくいですが、親しくなっていくと、真面目すぎるほど真面目で、驚くほどシャイだという素顔を併せ持っているのが分かります。
その後も、いろいろなイベントや会合でよく顔を合わせ、特集記事を作る際にも協力してもらったこともありました。ここ数年、中澤くんは日本での教育関連のプロジェクトに精力的で、ニューヨークと日本を半々ぐらいで行き来しています。


今回、中澤くんは1月にニューヨークに戻り、長年続けているエンターテインメントバス、「The Ride」の仕事をしていましたが、他のブロードウェーの公演と同じく、「The Ride」も中止され、仕事がなくなりました。そんな状況でも、失業当日からYoutube配信をしていくと宣言しつつ、同時に管理を任されているスペースを開放し、カフェやレストランなどが閉じている状況の中、エンタメ系の人たちが相談したり、話をしたりできる場を作っていました。ふとその投稿を見て、メッセージを送りましたが、さらに感じ入ったのは、緊急事態で、状況が分からない中、誰も来ないであろうと分かっていても、スペースを開け続けるつもりだ、と言ったことです。ああ、同じことをやろうとしているんだなと思って、グループを一緒にやらないかと声を掛けました。


中澤くんはその後も、1日も休まずに、自身のライブ中継を発信し続けています。僕のほうは思いついては、バーっとやって、乗らないとやらないというムラのある性質なので、中澤くんのように、とにかく毎日「何かをやり続ける」という姿勢は本当に尊敬します。今回はこれから始まる日本での教育関連のプロジェクトのために帰国することになりましたが、ニューヨークにはもちろんいつか戻ってくるとのこと。


先日、帰国前にめしを食おうということで会いました。コロナ禍で共通して感じたことは、「自分が面白いと思うことだけをしたい」ということ。その面白いことがはっきりと形になっていなくても、とにかく何かをやろうと。「じゃあ、とりあえず日本とニューヨークと別の場所にいるからこそできる面白いことを一緒にやろうぜ」と約束しました。いい友達をもったなあと改めて思いました。
といっているそばから、現時点でも、最終日のライブ発信をしています。行動は尊い。

【中澤くんのウェブサイト】
https://toshihikonakazawa.com

【中澤くんのYoutubeチャンネル】

中澤くんの帰国後、出演に出演してもらった、ポッドキャスト


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