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豆を愛さずにはいられなくなる文

豆を食べることが特別に好きかというとそうでもありません。どちらかというと豆に対しては、尊敬している感覚に近いと思います。

いったいどのような思考回路で「尊敬」まで至ったのか、ご説明したいと思います。この作文を読み終わるころにはあなたも豆を愛さずにはいられなくなることでしょう。

注)カッコつけて漢字多めの文章となってますが、内容はとても軽いです。

愛すべき豆の真実 : 定義と実態

分類学上は、マメ科の植物の実やタネと定義されています。豆にカタチが似ているナッツは木ノ実で、学問上は豆ではありません。

そんなことを言っていると、ピーナッツは豆ですし、コーヒー豆は豆ではないというめんどくさい話になります。

小さくコロッとしたカタチのものを総称して豆と呼びましょうよ。それくらいざっくりとしているところが豆の良さです。

愛すべき豆の真実 : イメージ

豆は、小さくて、コロコロして、可愛い、ヘルシー。そんな良いイメージがあります。もちろんそのイメージは愛することができます。

逆にあまり良くないイメージはどうでしょうか。冴えない、地味、幼い、こまかい。このイメージもなんだか愛くるしいと私は思うのです。

愛すべき豆の真実 : 一生のサイクル

豆はその一生のサイクルの中で、さまざまな段階を楽しめます。例えば豆苗を育てていくと、サヤエンドウとして育ち、さらに育てるとグリーンピースとして収穫できます。そしてグリーンピースを種子として豆苗を育てます。

つまり豆は、一生の中で形を変えながらヒトを楽しませる植物なのです。

愛すべき豆の真実 : カラー

マメ科の植物は、世界で650属18,000種に及びます。私たちが食用としている種類はそのうち70種程度だそうです。色も形も様々なところが個性があって良いです。

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QuimGil / CC BY-SA

愛すべき豆の真実 : 対応力

ときに発酵食品となり、餡(あん)となり、サラダにもなる豆。その対応力と調理アイデアの幅広さには驚かされます。

幅広く料理に利用される豆ですが、どう料理するか?と問われると「煮豆」しか思いつかないという、実は敷居の高さも併せ持っているのです。

品格と知性を併せ持ち人々に慕われるその姿は、戦国時代の軍師・黒田官兵衛かのごとくです。

こうして豆を尊敬するに至った

ポイントをまとめます。

・豆?ナッツ?実?タネ?を調べだすと深みにハマる
・サイズやカタチが可愛い
・カラーも様々で個性豊か
・小さくて可愛いものを豆と呼ぶ
・成長する過程で姿をかえ役に立つ
・様々な料理があるのに家庭で料理すると煮豆になりがち

なぜ尊敬するまでに至ったか、うっすらとみえてきたかもしれません。そしていま思うに最大の理由はコレです。

豆は一粒では役割を果たせません。そこが人間ぽくて良いと感じるのです。

おやつとしての手軽さ・美味しさから興味を持ち始めた豆ですが、よくみると一粒一粒個性があります。そして集まることでその役割を果たすのですね。もう豆を愛さずにはいられません。

おしまい。

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