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激動のNFTデビュー1weekの記録

リバイアサン田中です。
モンスター娘が大好きです。

2022年1月23日に、NFTコレクション「mamonomania」を立ち上げてから1週間が経ちました。2度と味わうことのできない「NFTアーティストとしてデビューしてからの激動の1週間」を、ここに記録しておこうと思います。

前日譚

準備として、Twitterアカウントを開設してNFTアーティストさんをフォローする所から始めました。
・どんなコレクションがあるんだろう?
・どんな人が情報発信のスター的ポジションにいるんだろう?
・成功しているコレクションは?
2週間ほどを情報収集に費やし、その間「どんなコレクションを作りたいか」を考えていました。

情報収集をしているうちに、NFTコレクションにも様々なものがあると分かりました。

  • ジェネラティブな企業主導コレクション(BAYCやAzukiなど) 

  • Mintサイトを伴うコレクション(CloneX、KillerGF、手塚治虫NFT、PartySheepClubなど)

  • 一点ものの個人コレクション(おにぎりマンさん、さいとうなおきさんなど)

  • 一点もの✖︎大量の個人コレクション(いただきますマンさん、ゴザリさんなど)

  • 半ジェネラティブな個人コレクション(Airbitsさんなど)

大別すると、
・アーティスト支援系
・ブランド系
・投資系
・世界観実現系
・ミーム系
があるのかな?と感じました。

私はNFTコレクションを作る目的を自分の性癖にド正直な「世界観実現系」に設定し、「メタバース世界をモンスター娘でいっぱいにする」という夢を掲げることにしました。
また、「当初は一点ものとして作っていくが、将来的にジェネラティブを目指すコレクション」にしようと考えました。

mamonomania誕生

コレクションを作るにあたり、以下のような要素を取り入れようと思いました。

・アイコンにしやすい
・見た目が派手
・一目で共通のコレクションと分かる
・作品の生産速度が速い
・例えウケなくても一生描いていられる

デフォルメ強めなポップな絵柄と、ちょっとぶっ飛んだ色彩センス、モンスター娘を無限に描ける性癖とキャラデザ力が私の強みです。

また、モンスターファームというゲームが大好きだったので、種族同士を掛け合わせることで「メイン種族×サブ種族で様々な特徴を持ったモンスターが生まれる」という要素をリスペクトして取り入れました。

そして、コレクションの顔となるアイコンができました。
・一目でモンスターだと分かる異色肌
・色合いが派手で目に留まる
ように描けたのでは無いかなと思います。

1/23 デビュー初日「Giveaways」

知名度ゼロからいきなり作品を販売するのは厳しいかなと感じ、Giveaways企画から着手することにしました。

結果としては、このGiveaways企画は成功したと思います。
RT数は355
いいねは414
コメントは102
インプレッションは28000でした。
フォロワー300名程度の無名のアーティストとしては、かなりの数字なのではないかな…?と思います。
フォロワーも700近くまで伸び、また、寄せられるコメントを通じて「mamonomaniaのスタイルに需要がある」ことを確信できました。

Giveaways企画の成功の要因の1つには「私のスタンスを明確にしていた」ことが挙げられると思います。
・モンスター娘が好きで
・モンスター娘の国を作りたい(なんじゃそりゃ感はありますがw
・イラストのテイストが派手で独特で可愛い
この辺の分かりやすさが共感を生みやすかったのではないかと思います。

1/24 デビュー2日目「独自コントラクト研究」

Giveaways企画を軌道に乗せる為に、GMツイートに片っ端からGiveawaysツイートの宣伝をして回ります。単なるコピペではなく、一言、ツイ主について触れるように心がけます。

一方で、販売開始に向けてコレクションの準備を始めました。
OpenSeaの共用コントラクトを使うとFreezeしない限り画像がCentralizedになってしまうので、永続性・Web3的思想を鑑みると独自コントラクトの方が好ましい、と考えていましたので、1日かけて独コンを学びました。
私はプログラミング未経験です。
Solidity…?hardhat…?謎の言葉と戦います。
人生で初めて、PowerShellを触り、見様見真似でコントラクトを作ってみます。テストネットでMintするコントラクトをデプロイする所までなんとかこぎつけましたが、ここで力尽きました。

独自コントラクトを書く傍ら、オーバーヒートする頭を冷やす為に、オシリス吉村とディープワンズ水島を描きました。

1/25 デビュー3日目「独コンやめた」

朝起きた時に「完璧を目指すよりまずは終わらせよ」の言葉を思い出しました。

独自コントラクトを書いてはみたものの、メインネットでデプロイするのにはかなりのお金がかかります。しかも「ただMintするだけのコントラクト」に何の意味があるのか…
「mamonomaniaに必要なコントラクトが何なのか」という要件が現時点では分かりませんでした。であれば、共用コントラクトを使い、学びながらコレクション運営をしていこう、と決意します。

そうとなったら早速行動です。
エンキドゥ佐藤を描き上げ、昼の12時に販売開始する!と宣言しました。思い立ってからの行動が早すぎる。

なお、この日の昼12時は「ブラックジャックNFT」の発売日でして、完全に時間が被っていました。事前調査大事…

昼12時に発売開始後、オシリス吉村はすぐお迎えされていき、続いてエンキドゥ佐藤、ディープワンズ水島の順にお迎えされていきました。
販売開始から売り切れまで「2時間半」でした!

価格設定は「すぐに売り切れること」を重視して0.01ETHにしました。
私自身が事前調査の際に色々なNFTを買う体験をする中で「一次流通で買えるものがたくさんあるコレクション」よりも「売り切れていて買えないコレクション」の方が、買い手から見た時に価値が高く見えるな、と肌で感じていたからです。
まずは「売れているコレクション」を目指し、この時点ではその狙いは達成できました。お迎え頂いたホルダーさん、本当にありがとうございました!

1/26 デビュー4日目「ロードマップ」

この日はmamonomaniaのロードマップを考えていました。

mamonomaniaのロードマップは大きく3つに分かれています。
①List&Priceポリシー
②mamonomaniaGEN
③メタバース展開

①List&Priceポリシー
Priceポリシーとして、10体のモンスター娘のリリースを1waveとし、毎waveごとに
価格を0.01ETHずつ上げていくこと
10の倍数のナンバリングで特殊なモンスター娘が出現すること
・特殊なモンスター娘は、そのwaveの固定価格からスタートするオークションで販売すること
を決めました。
10体を1区切りとしてFixed Priceが0.01ETHずつ上がっていくことに納得感を感じて頂く為にも「オークションを通じて、現在wave時点におけるmamonomaniaの価値の最大値を可視化してもらう」ことが、waveの最後をオークションで締めくくることの狙いです。

②mamonomaniaGEN
全部で300種類のモンスター娘を描こう、という数字目標を決めました。
将来的には、ユーザー自身が自分で好みのモンスター娘を自由にMintできるジェネレーター「mamonomaniaGEN」を作りたいと考えていますので、300種類のモンスター娘を描きながら、Generator用のパーツをガンガン作っていきます。

③メタバース展開
私は3Dモデルも作れますので、将来的にはメタバース空間に持ち込めるモンスター娘の3Dモデル(アバターやペットとして使用する用途)を作りたいと考えています。理想的には、モンスター娘にパラメータを持たせ、モンスター娘を連れている同士でどこかのメタバースで出会ったら、もんむすバトルが始まる…!みたいなゲーム要素をつけたいです。

1/27 デビュー5日目「2回目の販売」

この日は22時にオグレス宮本、アスモデウス柴崎、ペルセポネ大澤を販売開始しました。

なんと、開始4分で売り切れになりました。
4分というのもおそらくはETHチェーンの処理にかかった時間で、実質的には秒で売り切れていたと思われます。
ガス戦争で、ガス代だけ取られてしまった方も3名ほど確認しました。
「即売り切れするコレクション」になることができました…!
こう書くと冷静だったように思いますが、足はガクガクしてます。

また、この日はOpenSeaの共用コントラクト問題が発生しました。将来的には独自コントラクトへの移行をしなければならないな、ということを改めて確認しました。

1/28 デビュー6日目「空白」

この日は、Web3カンファレンスとNFT Festaの開催日でしたので、主にインプットに力を入れていました。特に、Web3カンファレンスでのヴィタリックのスピーチには熱を感じました。

作品制作の速度が思ったよりも早くできるということが分かったので、1週間に10体のペースで行こう、ということを決めます。

1/29 デビュー7日目「10体目リリースとオークション」

バステト鈴木、アヌビス高橋、ホルス山本を22時に固定価格でリリースし、同時に10体目となるネクロ飯島の1dayオークションを開始しました。

固定価格で販売した3人娘は、2体は秒で、1体は20分ほどでお迎えされていきました。偶然にも、購入者さんが全員PartySheepClubのホルダーさんだったのが興味深かったです。

オークションは初めての経験で、どういう流れで進むのかさっぱり分かりません。結局、この日の内に入札は無く、次のモンスター娘を描いていました。

1/30 デビュー8日目「飯島落札」

1/29の22時開始、1/30の22時終了の1dayオークションとしましたが、なかなか入札は来ません。うーむ、ドキドキ…入札は来るのでしょうか…少しNFT界隈のニュースを追うのにも疲れてしまったので、日中はぐっすり昼寝をしておりました。

夜の20時半頃に初の入札が入りました!!
そして、どんどん入札が…!

22時までのオークションのはずでしたが、10分前に入札が入ると自動的に10分延長されるらしく、最終的には1時間の延長の末、0.08ETHという驚きの価格でオークションが成立しました。
(1ETH未満のオークション落札額だと、自動的にオークションが「入札不成立」扱いでキャンセルされるということもはじめて知りました。1ETH未満の場合は、OfferListからAcceptする必要があるようです)

0.08ETHという金額は、現時点のmamonomaniaのコレクションとしての価値はこのくらいだよ!ということを証明してもらったような気がして、とても嬉しかったです。
「waveの最後にオークションを持ってくることで翌週のFixed Priceの上昇に妥当性を持たせる」というList&Price Policyが、まずは初週から機能したことも嬉しく思い、001~009を購入頂いたホルダーさんへの顔向けもできるな、と感じました。

1/31 デビュー9日目「そしてNext waveへ」

早速、第2waveへと突入します!

ネクロ飯島のオークションを横目に見ながらドキドキして描いた、カーミラ田辺・フローラ日下部・ナルメル大西の登場です!
Fixed Priceは、予定通り0.02ETHとなります。

今の所、順調な立ち上がりを見せていると思われるmamonomania。
今後mamonomaniaがどうなっていくかはまだ分かりませんが、応援してくださるホルダーさんと、自分自身の為に、楽しくモンスター娘を描き続けていきたいと思います。

NFTを始めてから、毎日が学びの日々です。
どうぞ今後ともよろしくお願い致します。

リバイアサン田中

https://opensea.io/collection/mamonomania

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