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SUPERIOR ROOM コンシェルジュ研修会2日目

先日のブログでは1日目の様子をお届けしました。
今回のブログはコンシェルジュ研修会2日目の様子をお届けします✨

1件目の工場は「竹本眼鏡」さんです。
こちらはプラスチック枠の工場になります。

入ってすぐに見せていただいたのはプラスチックの生地です。
アセテートとセルロイド、かなり弾力性に違いがあり驚きました。

アセテートの板

このような板をメガネの形にくりぬいていきます。
※この板はBJのスモーククリアのカラーです

こちらの工場でもガラ入れを行っていくのですが
プラ枠は2日間(約50時間)ほど時間をかけるそうです。

ガラ入れが3段階あり
1回目は角を取る為、2回目は表面を滑らかにする為、3回目がつやを出す為、それぞれチップを変えて行います。

回していると機械の中が摩擦で熱を持ってしまう為、真夏の昼間は稼働させないなど、セルロイドを慎重に扱いながらガラ入れさせます。

次に見せていただいたのは【蝶番埋め込み】です。
蝶番とは、フロントとテンプルを繋ぐパーツのことを言います。

蝶番パーツ

機械によってパーツだけを熱くし、下駄のようになっている部分をフロントに埋め込んでいきます。セルロイドにパーツを埋め込む際は、熱を持つと煙が出て火がついてしまうので慎重に行います。

そして、BJではお馴染みの星形のカシメピン。
こちらも職人さんが手作業で入れて、はみ出た部分を機械で潰していきます。

揃えられた星形のカシメピン

1本1本手作業で入れていく為、抜けることが絶対にないそうです。
星の向きもしっかり揃えているとのことで、職人さんの細かさを感じました。


次に見せていただいたのは【泥バブ】
仕上げの前の作業で、泥を使って磨いていきます。

泥で磨いてる様子

ツヤが出ているかどうかは、この機械の上から出ている光を当てて確認しているそうです。

そして磨きの工程に入っていきます。
フロント、テンプル、ばらばらの状態で磨いていきます。

バフで磨いてる様子

磨く前と後のフロントを比べましたが、ツヤ感が全く違くて驚きました。


次に見学させていただいた工場は「リム精工」さん。
こちらはメタルリムの工場になります。

工場内の様子

工場に入ってまず驚いたのは、工場内が綺麗!
100~200ほどのブランドのメタル枠を作っていると仰っていました。

リムに模様を付ける工程を見せていただきました。
下の刃に模様が入っており、チタンが刃を潜り抜ける事で模様がついていきます。
上はレンズ溝が付くようになっています。

レンズ溝と模様が付けられる様子

このように模様とレンズ溝が付けられていくのですね。

チタン素材を熱処理する工程も見せていただきました。
まず700度ほどの熱をかけてから冷ます事で、硬さが均一になり光沢がしっかり出るとのことです。


最後に見せていただいた工場は「フジタ芯張」さん。
唯一の芯張専門工場です。

まず【芯張】とは、プラスチック生地に金属の芯を挟み込む製法のことを言います。

ある程度の工程を終えた芯張のテンプル

BJでも「SHINBARI」と名前の付いたフレームがありますよね。
まず、生地の芯を入れる部分に溝を掘って、ズレないように下処理をしていきます。

溶剤を塗っている様子

そしてサンドイッチする生地同士の内側に溶剤を塗り、芯をはめ込みます。

クリップで仮留めしている様子

挟んだ生地はクリップで仮留めし次の工程に進んでいきます。
仮留めされた生地を、熱処理専用の機械に並べていきます。

熱処理の機械

なんだかアニメで見るような戦闘機のコックピットみたいでカッコいいです。

生地同士が熱で貼り付かないように、間に銅を差し込んでいきます。
フジタさんの感覚で熱処理と冷却を繰り返していき、芯を生地の中に埋め込んでいきます。
生地によって熱をかける時間が変わってくる為、マニュアルではなく長年の感覚や勘を頼りに作業を行っていくそうです。

気泡が入ってないかを確認している様子

熱処理が終わった生地を光に当て、気泡が入っていないかを目視で確認します。
生地や芯の構造によって変わってくる為、細かな調整が毎回必要になってくるそうです。

今回見せていただいた工程はここまででしたが、その後テンプルの形に加工したり、カシメや磨きなども行い美しい芯張のテンプルが完成します。
職人さんの緊張感が1番感じられた見学でした。


ここからは待ちに待ったランチタイム🍴
訪れたのは「ヨーロッパ軒」さん!
創業100年を超える、福井県民ならだれもが知っているお店です。

「ヨーロッパ軒 神明分店」にて

久々に福井名物のソースカツ丼をいただきました^^
薄いソース活にたっぷりの秘伝のタレが合わさって、ご飯が進む進む。

「ヨーロッパ軒」のカツ丼

蓋の上にソースカツを乗せていただく福井県民の食べ方もしっかり伝えてきましたよ👍


そしてお土産タイムを設けていただき
鯖江の道の駅「西山公園」に行ってきました!

つつじやレッサーパンダのいる動物園が有名な、鯖江を代表する観光スポットですね。福井県民なら一度は訪れたことがあるのではないでしょうか?

福井に22年間住んでるものとして
いろんなお土産をオススメさせてもらいました。
”眼鏡堅パン” に ”五月ヶ瀬”、”羽二重餅”、有名な日本酒の"梵" など
福井の定番お土産を知っていただいて何だか嬉しかったです^^

そして余った時間で「西山動物園」へ!
みんなで可愛いレッサーパンダを見てきました♡

「レッサーパンダのいえ」にて

フォトスポットもいくつかあり、ちゃっかり撮影。
観光気分で楽しんできちゃいました(笑)
群馬県と徳島県から来られたみなさんも福井を楽しんでいました!

工場見学後はBROS JAPANに戻り、浜田社長を中心に熱く討論し
BJのメガネの良さを最後まで学ぶことが出来ました。
無事、講習修了認定の盾も頂くことが出来ました。

BROS JAPAN前にて集合写真

このコンシェルジュ研修会でメガネ屋さん同士の親睦も深まり
かなり濃い2日間を過ごすことが出来ました!
BROS JAPANの皆様、本当にありがとうございました。

ここまでブログを読んでいただきありがとうございます♪
職人さんの技術の素晴らしさを
是非店頭にてお話しできたら嬉しいです^^

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