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ボクが占いをする時に「キミの名前」しか聞かない理由

すでにボクが気まぐれで案内した子たち、
そしてボクの案内状を読んでくれて
何かしら引っかかって続きも読んでくれた子たち。

キミたちの反応はこんな感じだ。

『なぜこんなに的確にわかるんですか?』と。

ごめんね、
ボクにも何故だかわからないんだ。

言える事は、「ただわかる」ってことだけ。


ボクは占いをする時、
その人の〝名前〟しか聞かない。

けれど、別に名前で占っているわけではない。
ニックネームでもいいしね。

ボクが使うのはタロットだけ。

ボクの占いにとって〝名前〟は、
キミの情報をみせてもらうための繋がりになる
「橋」や「窓」みたいなものなんだ。


そして、ボクが「何を占いたいか」を
聞かない理由。

それは、
キミが抱えている悩みの核心的な部分が
キミがこうだろうと思っている場所に無いことが
多いからなんだよ。

ボクの占いはけっこう現実的で
キミが本当は聞きたくないであろうことを、
伝えるのが得意なんだ。


人間の悩みの種は、大抵が幼少期に植え付けられる。
そして大人になって自分でそれに気づくまで
悩みは自動モードで繰り返すんだ。

生まれた時はみんな無垢な赤ちゃんなのに、
なぜ善人と悪人、金持ちと貧乏、って
別れていくことに不思議に思った事はないかい?

人間は環境でつくられていくと言っても
過言じゃないだろう。

でも社会に出る前に身につけた価値観は
仮のものだから、
キミが自由に伸び伸びと人生を楽しむために
その仮初めの姿を捨てる手伝いをするのが
ボクの仕事なのさ。


これがボクの占いのスタイルだよ。


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