無職転生のルーデウスに親近感を覚える
無職転生を友人に勧められた為、アニメの一期を視聴し、面白いと思い、二期と続編(現在放送されている)を観ている。描写はヨーロッパ風で異世界という事もあり、旅をしてみたいなと思ったのが、最初の感想だ。少しスケベな描写は多いが、ユーモアもあり、アニメ作品を追っている。
異世界転生物で、主人公は、顔立ちも良く名家で能力がずば抜けており、転生ガチャでは大成功のルーデウスという。しかし、前世では、多少、頭は良かったが、努力などを放棄した性質で、顔立ちは良くなく、青年期では、不良に返り討ちに合い、辱めを受け、引きこもり、30代前半で、家族から家に追い出された人物だ。過去を悔い、転生後には、悔いのない様、過去のトラウマにもがきながら生きている様は、頑張って欲しいなと思える。(頑張って欲しいが、生まれが役満の人物に、どう親近感を覚え、応援出来るというのか、貴様の人生を頑張れ。とかあるが、転生物だし、そこは斜に構えず、フラットにみよう)
•父親との衝突
故郷が離れ離れになった際、子(ルーデウス)と父(パウロ)が別の所に飛ばされて、パウロが家族や仲間を捜索し、ルーデウスが後の彼女(10代)を守りながら、家族と再会を果たした際、パウロがルーデウスに過剰な期待を寄せていた為、感動の再会が、「お前ならもっと上手くやれただろ」と、殴り合いになってしまう。互いに諦めかけていたが、互いに相手の事情(背景)を見て、仲直りする。人間あるあるだが、完璧と思っていた相手が、1人の不完全な人間と納得すると、受け入れることが出来るよね。後、「お前なら上手くやれるだろ」と、期待と失望が混ざったこの言葉に近いことを、私は、何度か、人間から受けたので、その時も同じように「俺だって必死だったり、出来ない事もあるんだよ」と思った。ここも親近感を覚えた。
•妹とのすれ違い
ルーデウスは2人の妹がいて、器用な妹と、不器用な妹がいる。不器用な妹は、異母兄弟で、周りから、器用な兄弟•姉妹と、頻繁に比較される。これも人間あるあるだが、15歳ぐらいまでだと割と歪みがちになる。不器用な妹は、ルーデウスとの記憶は良いものがなく、周りの評判や、自分の不出来さに、息がつまり引きこもってしまう。ルーデウスは、転生前の自分と同じような状態にさせてしまったと、話し合いの場に応じる。結局、妹は居場所だと認識出来て、前に進める様になる。その時の、ルーデウスの葛藤や、転生前の引きこもっていた時に、兄弟からの声を無視していた所は、私も、引きこもっていた時期があったので、よく分かる。危機感はあるし分かっているが、恐怖や無気力で外に出歩けず、家族の声を、鬱陶しく思い、部屋に閉じこもっていた。そこも、親近感を覚えた。
•総じて物事を分かっている感もあるが、稚拙さもあり、転生前の後悔に引き摺られている所
これは私の感じ方であるが、上記の文通りで、総じて物事を分かっている感があり、決めつけているが、まだ考え込めて無いのではと思える部分がある。しかし、それは、彼が一人で、決めるしか無いから、守りたいから、転生前の後悔があるから、そうせざる得なくなっていると、勝手に思っているので、親近感を覚えている。
以上、続きが楽しみだ。
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