自己開示を受ける時に

「実は〇〇なんだよね」と、人それぞれの反応で伝えてくる。自己を開示して、嫌な目にあった人は、視線を滑らせたりする。気を遣える人は、話題の打ち消しとして妙に明るく伝えてきたりする。割と、そういった自己開示を受けるのは、私が、何でも受け入れてしまう人間で、相手に、この人なら大丈夫だと思って貰えるからだ。

四角い部屋に充満した二酸化炭素は、適度に換気をして、空気を入れ替えないと、人は、その毒素で蝕まれていく。極論それは、首に跡がついたり、「あの頃」の新鮮さが失われ、心が垂れ流した血痕の在処が分からなくなる。そうならない様に、適度にガス抜きが必要だが、不器用な真面目さで、1人でどうにかしようしたり、踏ん切りが付かない人もいる。

開示を受けた時に、相手のマイナスを打ち消す様に、大きく笑ったり、とにかく尻込みせず受け入れたり、2人の影を合わせるように共感をしたりする。時には、軽く窓を割って、「今だけは、眼を瞑ってもらおう」「意外と〇〇でも生きてる人もいるし」「自分も、実は…」と、藁よりマシな、空のペットボトルを投げ入れる。

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