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家の木材、気にしたことありますか?

今日は、我が家で使った木材について説明している動画のご紹介です。

一般の木材は(無垢材と言っていても)、防腐剤処理をしているものがほとんどです。でもこうやって低温乾燥やくんえん乾燥をしただけの木材を使うという選択もできます。
ぜひ、家の木材についても注目してみてください。


こちらの動画と書き起こし文をご覧ください。

<動画説明文>
2015.10.2 岡山 田中優宅にて
上棟式を前に、宮城県の栗駒木材から防腐剤に漬かっていない木材が届きました。 

どんな処理をされた木材で、家のどの部分に何の木材を使うのか?など説明しています。


<文字起こし>
 
「いよいよ栗駒木材から家の材木が届きました。
こうやって刻んでこれを組み合わせて作っていきます。
 
ここの家を建てるのに土台になる木は
全部シロアリが来ないヒバ材を使っています。

その上に、このスギの木材で家を建てていきます。
 
この木材は、全部「低温乾燥」と言って
高い温度でせずに乾燥させています。

だから木材は生きている時のままなので、
すごくしなやかさが残ったままなんです。
 
それをさらに「くんえん乾燥」と言って、
煙でいぶしながら乾燥させた木材です。

そうするとカビが生えにくい、割れにくく、狂いにくくなっていく
という木材です。
 
これがいわゆる「野地板」と呼ばれるものでグリーン材、
つまりちゃんと乾燥はさせていない木材で、
こういうのを建物の隠れた部分などに使うんです。
 
その代わりにこれ全部木酢液(もくさくえき)、
炭を作る時に木から出てくる液体ですね、
その木酢液に全部漬け込んだ木材です。 

この木酢液は虫が嫌うものなので、この木酢液に漬けた木材を使うと、
カビが生えたり虫がついたりしにくくなるという木材
こんなにいっぱい使うんですね。これが全部野地板です。
 

さっきのが柱、「構造材」と呼ばれるものです。
 

これが家の土台の部分に使われる木で、
これは全部ヒバの木材ですね。
 
ヒバの木材はスギみたいに真ん中が黒くなっていない木材で、
このヒバは最も虫が嫌うもので、それをこうやって
彫り込んでおいてこれを差し込みながら組み立てていきます。
 
向こうに並んであるのは分厚いですが全部床材になります。

床は全部あの分厚い板がずらっと並んで、
凹んでいるところと出っ張っているところを組み合わせながら
床を作っていきます。

床の厚さは40mmあって、
この40mmの木材がびっしりと並ぶことで床が作られていきます。
これ全部床材です。
 

この家でもう一つ使うのは、この家は「板倉作り」にします。

柱を立てて、その柱の横を刻んでおいて、
そこに落とし込み板と言って板で組み上げて壁を作っていきます。

それはものすごく頑丈な仕組みになるんだけど、
おそらくこの(ブルーシートの)中に入っているのが落とし込み板です。

それを全部柱と柱の刻んであるところに、
上からすとんすとんと落として言って家を作っていく形になります。
 
これらの木材は全部、グリーン材のもの以外は
羽柄材(はがらざい)とも言いますが、
羽柄材以外は全部くんえん乾燥してあります。 
 
くんえん乾燥をして、その後に更に二次乾燥として
低温乾燥をやった木材がここに届いてきています。
 
いよいよそれを組み立てていくことになります。」

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天然住宅では住む人の健康や快適な住まいづくりを考え、こういった防腐剤処理がされていない無垢材を選んでいます。

西日本の方はこちらでも対応しています

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田中優公式動画チャンネルはこちらです↓


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