◯パーティングラインを取る
※制作中の『はじめようミニチュアゲーム2017』の本文の途中経過をちょっとずつ公開しています。
※記事は最後まで読めますが、企画を支援したい方がいらっしゃいましたらぜひちゃりんとお願いします。
パーティングライン?
どんな素材であれ、ミニチュアは型に素材を流し込んで製造されているわけで、型の合わせ目のところに、どうしても本来の造形とは違うスジができてしまう。それが「パーティングライン」。
なにもしなくても目立たないように型の形状が工夫されることも最近は多くなったが、なかには「顔の真ん中に堂々とでかいスジが走ってる」みたいなものもある。
(なにせ、何十年も前のワックス原型のミニチュアが、最新のコンピュータ造形のミニチュアと並んで売られる世界)
ペイントする前にこれを綺麗に取っておかないと、完成時、すごくみっともないので、ぜひパーティングライン取りはやっておこう。
パーティングライン取りの道具
パーティングライン取りに必要な道具は、ナイフ1本。
カッターナイフで充分だが、もし余裕があれば「クラフトナイフ」「デザインナイフ」などと呼ばれる、切り出し刀型のナイフのほうが使いやすいのでおすすめ。
充分な硬さがあれば、別に刃はついていなくてもいい作業なので、こうした作業専用のツールも売られているが、けっこう高いうえに、汎用性はナイフのほうがずっと上なので、まずはナイフをチョイス。
パーティングラインを取る
やり方は簡単。
刃を垂直にあてがい、ラインの走っている方向に動かして「削り取る」。
「削ぐ」のでも「切り取る」でもなく、削り取る。
こうすることで、本来の造形に傷つけることなくパーティングラインだけを削り取ることができる。
(図を参照)
組み立てて、パーティングライン取りが終われば、ペイントの準備は完了。
なので、ここでゲームをはじめてしまってもいい。
ペイントが完成するまで待ってからゲームを始めるのでは、実際にゲームを始めるまでにけっこう時間がかかってしまうので、まずは遊んでしまうのはおすすめだ。
遊んでみて、ミニチュアに対する感情移入が増せば、ペイントする意欲も何倍増しかになる!
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