『ボルトアクション』熱あがってます
※このゲームは、世間ではちょいとマイナーな趣味「ミニチュアゲーム」についてのものです。
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『ボルトアクション』というのは、第二次世界大戦の歩兵戦をテーマにしたミニチュアゲーム。
日本ではファンタジーやSFのゲームはあるんですが、ヒストリカル(歴史物)のゲームはいまこれくらい。海外では古代から現代までいろんなのがあるんですけどね……。
※『ボルトアクション』のミニチュア、身長30ミリくらいかな。左から塗り上がった分隊長、右の二人は塗ってる途中の兵隊さん。
今回プレイしたのは英軍vs独軍。
300Pで編成した部隊での対戦です。
300Pというのは、このゲームのスタートセットで編成できる規模で、ほぼ最小の規模といっていい編成です。
(実際には、スタートセットに入っているのは米独軍だし、独軍も編成を入れ替えているのでスタートセットまんまではないんですが、同等の規模、ということで)
互いに1個小隊(4~5個分隊)で、「敵の勢力を掃滅せよ」てなシナリオをプレイしました。
ミニチュアゲームは、ただ敵をやっつければいいっていうゲームばかりでなく、「作戦目標を達成せよ」みたいなシナリオプレイが中心になるゲームも多くて、『ボルトアクション』もそのひとつ。今回はの作戦は「とにかく敵をやっつけろ」でしたけど。
※敷いてあるマットはメーカー品ですが、並ぶテレイン(地形ミニチュア)はすべて自家製。ダンボールをメインに安い素材ででっちあげてます。
今回の戦場。
300P戦ではちょっと広すぎたかも。
私は英軍でのプレイ。
最初に戦場に投入したHQ(小隊指揮官)が、敵からえらく離れてしまって全然役に立たなかった……。
『ボルトアクション』の面白さのポイントは「敵味方の部隊がどの順番で行動するか、始まってみないとわからない」こと。
これによって、うまく敵の機先を制したり、逆に罠にかかったりと、手に汗握る展開が生まれます。
事前の作戦でどんなに周到に準備しても、意外な展開は起こりうるのです。
(もちろん、事前の作戦で手を抜けば、あっさり敗北を喫するわけですが)
※手前に置いてあるサイコロが「オーダーダイス」。分隊ごとにひとつずつあって、敵味方一緒くたにひとつの袋に入れて、ランダムに引いてくることで「どの部隊から行動するか」が決定される。また6種類ある部隊への命令のどれを選んだかを表示するマーカーの役割も。
面白さのもうひとつのポイントは、「戦場の恐怖」を再現していること。
敵の攻撃を受けると、単に兵士が倒れるだけでなく、恐怖ですくんだ兵士が命令を聞かなくなることがルール化されています。
逆にそれを狙って命中率の低い攻撃をあえて実行して、「敵を制圧する」ことが狙えるわけです。
今回英軍の支援砲撃などによって「すくんで」しまった独軍側は、大半の兵がひとつの建物内に立てこもるかたちになってしまい、英軍の集中砲火を浴び、ほとんど身動きできないまま、最後は「英軍伝統の」銃剣突撃によって殲滅されてしまうことになりました。
※奥の建物に立てこもる独兵を包囲する英軍。すでに多数の独兵が倒されている(左手奥に集まっているミニチュアが倒された兵士たち)。互いに遮蔽物に身を隠して直撃弾を受けないようにしながら、相手が「すくんでしまう」まで我慢……の状態。
300Pという最小規模編成でのプレイでしたが、『ボルトアクション』はかなり遊べるなあ、という感想を改めて抱いた今回のプレイでした。
もちろん、この種のゲームの常として、兵士や火砲、戦車などを増強して、より大きなポイントで編成した大規模戦もプレイできるわけですが、1個小隊同士の小さな戦いも充分面白かったです。
SFやファンタジーの華やかさには欠けるかもしれませんが、戦記ものなどが好きなひとにはぜひ遊んでみて欲しいゲームです。
※銃剣突撃を仕掛ける英軍分隊。白兵戦はこのゲームでは「必殺」の攻撃。勝つにせよ負けるにせよ、一気に決着がつく。結果次第ではそれまでの優勢がくつがえることも。(それだけに白兵戦のタイミング選びは大事)
――記事はここまで。面白かった! というひとは「ちゃりん」してもいいのよ?
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