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子宮全摘出⑥退院後の生活と傷口のこと
■退院後日常生活と痛みのこと
私は、退院後どれくらいで普段どおりの生活に戻れるのかとっても気になりました。腹腔鏡手術は傷口も小さいので、すぐに仕事復帰される方もいるし、しばらく療養する人もいます。
自分はどうなのかはその時にならないとわからないですよね。だけどやっぱり気になって手術前にたくさん検索してました。
どうしたって「人による」のでしょうけど、それでも「私はこうだったよ」というのは少しは参考になるかもしれないので、退院後の生活について書いてきます。
■退院日帰宅後の失敗
帰宅後まずしたことは換気。それからトイレ掃除と玄関掃除。これは普段の生活で毎日の習慣だから1週間もしていないことに耐えられなかった。お腹付近の動きに気を遣いつつ掃除したんだけど、掃除って「かがむ」体勢なのよね…。しっかり痛くなりました。
その後お腹抱えて撃沈。ベッドに丸くなってました。
お掃除ロボットじゃなかったら掃除機までかけてたと思う。
早く日常をもとに戻したい気持ちもあったと思うけど、その為にも無理はすべきじゃなかったです。反省。
■退院翌日からの日常生活と痛み
退院後は入院時ほどではないものの、動作に気をつけて生活していました。屈んだり、重いものを持たないようにしてました。しかし自宅にいると油断するもので、急に寝返り打ったりとか、階段を駆け下りたりすると下腹部の奥に鈍痛がはしりました。
とはいっても、それも1週間ほどで日常生活にはあまり支障はなかったです。
ただ私は基本自宅にいるので、通勤とかで駅の階段の上り下りがあったりしたら時間に余裕を持たないと辛い気がします。あとは満員電車とかは無理だと思う。電車の揺れとか人の多さで、揺れたときとか体に力が入ったり、変な体勢になったりしますよね。そういうのは、退院後1週間くらいはけっこうキツイと思います。
実際に大きい絵を描こうとして中途半端な前かがみな体勢を維持しようとしたら痛みがあって無理だったし、音楽聴いててウキウキ横揺れしてたら痛くなってしまいました。
あとはモニターアームの設置をした時も、設置後にお腹抱えて丸くなってました…。エルゴトロンのモニターアームが届いたから、早く設置したくて我慢が出来なかった。設置中に鈍痛を感じたけど欲に負けて途中でやめるなんて出来なかったのです。
それから洗濯ものを洗濯機(縦型)から取り出すときは絶対痛くなるって思ったので、限りなくゆっくり、少しづつ取り出してました。
これくらいなら大丈夫かなって思うような動作で痛くはなるものの、ずっと痛みが続くわけではなかったです。ただ痛みを感じる動作は手術したところに負荷がかかっているので、しないほうがよいです。
歩行に関しては、1週間くらいは無意識に歩幅は狭くなっていましたが問題なかったです。むしろ激しい運動が出来ない分、ちょこちょこ歩くようにしてました。動いたほうか良いと先生も言ってたので。
スーパーとかには普通に買い物に行けましたし、買い物中に痛くなることもなかったです。ただ重たいものは持たないようにするために、カートは使ったし、重い野菜は買わなかったです。
■痛み止めを飲む頻度
退院処方は7日分ロキソニンを出してくれました。薬袋には、毎食後1日3回と疼痛時と書いてありました。
退院翌日までは3回飲んでいましたが、翌々日からは2回飲めば大丈夫でした。大体、朝と夜でなんとかなりました。薬を2回飲む日はその後4日間で、その後はちょっと痛いなって時に1日に1回飲むくらいで、最終的に退院後11日目までは飲んでいました。その後は痛み止めはいらなくなりました。
■傷口の経過と気をつけたこと
傷口に関してもいっぱい検索してました。1ヶ月後とかの画像とかもみたけど、経過はあまりわからなかったので、参考になるかもしれないので書いてきます。
■傷口の経過
傷口はおへそと下腹部に3箇所あります。合計4つ。下腹部の3箇所の傷はどれも1cmくらいです。
どの傷にも、ボンドが固まったような透明ののりで塞がれていて、さわるとちょっと硬い感じがします。おへその部分が1番大きくて、カサブタの上にのりが固まってのっているので、けっこう気になります。
これ、無理に剥がしちゃいけません。
すっごくとりたくなるけど、さすがに私も我慢しました。
カサブタみたいなものは退院後1週間くらいから少しづつとれはじめます。ある日ポロッと落ちたり、知らないうちになくなってたり。まだ全部はとれきってないけれど、2週間もするとほとんどなくなってきます。
■傷口の見た目
退院してすぐはおへそまわりはちょっと腫れていましたが、そこまで気になりません。
どこかにぶつけたときにアザになったりしますよね。それと似たような感じでおへそまわりに少しの腫れと変色がありました。
でもカサブタみたいな部分は気になります。色も存在も。おへそを塞ぐボリュームのカサブタ兼のりなのです。
おへそまわりの腫れと変色に関しては1週間くらいでひいてきます。おへその中は、大きめのカサブタがとれたころには、穴の側面の3分の1くらいの範囲だけがアザみたいな薄い茶色になりました。赤みはすっかりなくなりました。
下腹部の3箇所の傷口は、切り傷のようになっています。切り口のくっついている部分は線のように赤くなっていて、触るとほんの少し盛り上がっています。見た目には盛り上がった感じは全然わかりません。この切った部分の赤いのが無くなればほとんどわからなくなる気がします。
加齢とともにアザとか傷とか消えるまで時間がかかるので、気長に待つしかないかと思ってます。
私のお腹全体をみると、カイロで低温やけどした時の赤みのほうがよっぽど気になります。そう感じるくらいに、痛々しい手術痕とかはないです。
■気をつけたこと
腹腔鏡手術のあと、傷口に洋服があたると痛いと書いてあるブログとかをみてたのですが、私はそんなことなかったです。しっかりのりみたいなので蓋がされていたからかな。
でも下着も部屋着もパジャマもゴムの位置が傷口にかからないものを着てました。あと冬なのでヒートテックレギンスをはいているのですが、ゴムがおへそより少し上の位置にくるので、すっぽり傷口を覆うようにはけました。
とにかく直接傷口にあたる衣類は、擦れたり、締め付けたりするようなものは避けました。
理由は、ゴムが傷口にあたったり擦れたりしたら、傷口を塞いでいるのりが引っかかったりして、無理にとれてしまう可能性があるからです。それに服に引っかかって、ひっぱられたりしたら痛いかもしれないし、塞がってないのにとれちゃってもやっぱり痛そう。
傷にはかわりないですからね。
もう1つ気をつけたのは、傷口の洗い方です。術後病院で教わったとおり泡で優しく洗って弱い水圧で流してました。体を拭く時も、トントンと優しくタオルをあてるだけで、決してゴシゴシ拭いたりはしなかったです。
■退院3週間後には
この頃には気になるのは、あとちょっとだけおへそに残っているカサブタみたいなのだけです。でもそれも少しなので、服に引っかかることを気にしなくてよくなりました。
傷口が綺麗になるには時間がかかると思っているので気にしていません。
日常生活も問題なくおくれています。
ただ、大事をとって術後検診までは、激しい運動もしないし、お風呂はシャワー浴のみというのを守っている感じです。
次回は術後検診について書く予定です。
少しでも参考になれば幸いです。
ここまで読んでくださってありがとうございます。
それではまた。
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