見出し画像

ラジオをつけて

最近ラジオ聴いてますか?
僕はほとんど聴いてません。しいていえば、機材車で移動中に車内で流れてるのを何となく聴くくらい。

でも、子どもの頃は結構な「ラジオっ子」でした。

中学生の頃。
ベッドの中でこっそり深夜ラジオを聴いて、かっこいい曲が流れてきたらカセットテープに急いで録音して。
曲名もわからない曲の1コーラスだけとか、頭と最後にDJの曲紹介トークが被ったままの曲とか、、、そんなのが雑多に入ったカセットテープがどんどん溜まっていきました。
(カセットテープは時間短い方が音質いいんだぜーと当時友達が教えてくれたけど、ほんとのとこはどうなんだろ?僕は90分とか長いのを好んで使ってました。)

結局曲名もバンド名もわからないままずっと聴いてた曲とかあったなあ、、
今だったらネットで調べたりすればすぐわかるんだろうけど。

僕の住んでいたところは田舎でチャンネルもとても少なかったので、周波数を絶妙に合わせて隣の県で流れてる放送を聴いたりもしました。
天候や時間帯によって、部屋の中でも電波の入りやすい位置とか方向とかがあって、そこにラジオを持って行って微調整して。
韓国語?中国語?のノイズまみれの放送を予期せず拾ってしまって、妙にドキドキしたりしながら。

特に海外のバンドの情報なんてラジオ以外ではほとんど手に入れられなかったから、必死になって聴いていたのを思い出します。
ニルヴァーナ、アリスインチェインズ、パールジャム、マッドハニー、、、ウィーザーやスマパンも初めて聴いたのはラジオでした。
(しかし何ともわかりやすい趣味・・・)

なぜか「ラジオを聴くこと」=「ちょっと悪いこと」のような感覚がどこかにあって、それ自体も思春期の僕を痺れさせていたのかもしれません。

ネット通販も、YOUTUBEも、ましてや音楽配信やサブスクなんてもちろんない時代。
そうやって知ったバンドのCDを、近所のレコード屋さんまで自転車を30分以上走らせて買いに行ってました。置いてないことも多かったけど。
(全然近所じゃないじゃんと思われるだろうけど、それくらい田舎だったの!)

そのお店が小さな楽器屋さんも兼ねていて、そこで人生初のエレキギターを買うことになるんだけど、、その話はまた。


■最近は

2/14のワンマンライブに向けてスタジオの日々なので、機材車での移動時間が増えて。
車内で流れるラジオに耳を傾けているうちに、そんなことを思い出しました。

今夜はベッドの中で、ラジオを聴くぜ。

画像1

機材車の車窓より

ーーー

◆ワンマンライブ『TaNaBaTa Night in Winter Vol.5』
2020/2/14(金)東京キネマ倶楽部
http://tanabata.be/tniw5

◆新譜『今夜、少女じゃいられない』発売中!
http://www.tanabata.be/rarenai.html

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?