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ショーリショー5 雑多感想

2023年9月17日(日) 愛知県の大須演芸場にて。
講談師・神田松鯉先生と、落語家・瀧川鯉昇先生の二人会。
前座さんは三遊亭こと馬さん。

思えば寄席演芸を一人きりで観に行ったのはこれが初めてになった。
東京の新宿末広亭へ母に連れて行ってもらったのが大学生の時であり、寄席演芸との出会いだった。
出演者が誰だったか、どんな人がなんの芸をしたのか、記憶は薄れてしまったが、楽しく、ひとしきり笑い、感動したことだけ覚えている。
追加で思い出した。
大学の課題で歌舞伎を見に行ったことがあって、それも内容は忘れたのだが、女型の役者さんで、着ていた着物が透き通るような水色だったのに、重ねられた着物の一番内側に真紅の布が見えて(しかも足元だけにチラッと)、色、うつくしっ!!!配色、良っっっ!!!!!!と驚愕した。

そう、ショーリショーを見に行ったんです。
8月の神田松鯉・伯山親子会の時に見た講談に心惹かれたので。
かつ会場でショーリショーの残り僅かなチケットが販売されていたので。
感動を忘れないうちにもう一度見たいと思って。
あと松鯉先生の声がメッッッチャクチャ渋かったから。好き!!!ってなっちゃって。
80歳の渋ボイスとか聞けるうちに聞いときたいよ。

MUGEプランニングさんのつぶやきによると、
今日の演目は

「寄合酒」こと馬
「天保水滸伝~笹川の花会」松鯉
「千早振る~モンゴル編」鯉昇
「餅食い」鯉昇
「無筆の出世」松鯉

だったそうです。
上からコメディー、義理人情、ダジャレ、顔芸、恩義に報いる話、みたいな。
私はダジャレに弱いことがよくわかった、鯉昇先生、ありがとうございます。
来年2月の、扇遊・鯉昇二人会のチケット、速攻で買いました、また大須で。

松鯉先生は今日も声が素敵で……。
間とか……。素敵でもう……。
でもたぶん素敵な部分だけ見していただいてるってことなんですよね……。
あ〜〜〜〜だけど幕が降りてる中、先生から見て手前右、手前左、奥右、奥左、中央、の順番で会場を見据えて「ありがとうございます」って言いながらお客様にお辞儀してたの、何〜〜〜〜〜!?!?!?!?ってなっちゃったな〜〜〜〜〜〜5〜6回お礼してんじゃん、嘘でしょ…………幕が降りきるまでお辞儀し続けたのも、ひ、ひ、人柄〜〜〜〜〜〜!!!!と叫んでしまった…心で……。
そういえば鯉昇先生もお辞儀めっちゃ深かったな………。襟、襟、後ろ襟が!!背中が!!見えてますが!!!って思ったもんな。

古典芸能について無知も無知だから、この演目はこうこうこれがよかったとかなんもいえね〜〜〜〜〜落語おもしろ〜〜〜〜〜講談おもしろ〜〜〜〜〜〜寄席演芸たのし〜〜〜〜〜!!!の気持ちしかない。
日本語の感じも現代と違うのに、初見である程度理解ができてめちゃくちゃ笑えるのすごくない?
わかりやすく作ってあるのかもしれないけど。
文楽は何言ってるかわからなかったんだよ…人形浄瑠璃とかも…わからなくて…。

エンタメを浴びに浴びて帰宅したの、久しぶりすぎて眠れない。
松鯉先生の次の舞台はどこ!?と思って検索したら、神奈川で二人会やるみたいだ。関東はちょっと行けねえ〜〜〜でもショーリショーは年1でやるみたいなんで、来年が楽しみです!

終わり!

追記
正確な言い回しは忘れたけど、鯉昇先生が枕で、
「落語やり終えてから話の中での言い間違いとかを楽屋まで来てわざわざ指摘してくる客、うるせぇよ」
みたいな話をされて、完全に心を奪われてしまいました…。
そういう気持ち、好きです。

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