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「最高」に夢中になる!スターバックスから学ぶブランディングの本質

こんにちは、田中です。今年もあっという間に3月。日中が春の日差しになってきました🌸
春らしくなってきたなぁと感じるのは、お天気だけでなく街並みにも桜をイメージするピンク色やパステルカラーが増えてきたからでしょうか✨

私が思う季節感をとても感じる身近な場所の一つが、スターバックスです❗️
たまにフラッと立ち寄った時に、季節限定のタンブラーやグッズ、そしてフラペチーノを目にすると、ついつい買ってしまうという方は多いはず💡私もその一人です!(笑)

落ち着ける空間でありながら、いつも新しい魅力が詰まっている。そんなスターバックスの魅力については前々から気になっていたので、今回はこの本を手にとってみました。


【スターバックスはなぜ値下げもテレビCMもしないのに強いブランドでいられるのか?】

著 | ジョン・ムーア  訳 | 花塚恵

(画像引用:Discover21)


本書のタイトルにあるように、思い起こせばスターバックスは「値下げをしているところ」「CMをしているところも」見たことないですよね💡


しかしながら現在大阪府で132件あるスターバックスを、利用したことがないという方はいないのではないでしょうか。なんなら週1回以上利用している方もいるのでは✨

(出典:スターバックスコーヒージャパン公式HP

著者であるジョン・ムーア氏は、スターバックスに8年間在籍し、マーケティングを中心に8年間ブランディングに深く携わってきた方です。


この一冊にスターバックスの強みとも言われる“ブランディングの秘密”が詰まっています。今日は私が感銘を受けたポイントをみなさんにお伝えしようと思います♪

☕️人の情熱と愛情がブランドを作り上げる!

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まず始めにお伝えしたいのは、ブランドを形作った驚きの事実について。


今では当然の文化になった「カフェタイム」は、創業当時のスターバックスが生み出しました。というのも、それまでのコーヒーの位置付けは「眠気覚ましに我慢して飲む、苦いだけの茶色い液体」であり、カフェタイムという発想も無かったのです。

そこでスターバックス創業者であるハワード・シュルツ氏は、純粋にコーヒーを楽しんでもらうために、高品質のコーヒーを上質な空間で味わうことができる「スターバックス」の店舗を生み出しました。

まさに最高のコーヒーをお客様に提供したいという情熱が世界を動かし、文化そのものを作り上げたのです❗️

文化を生み出すという発想がとても凄いですね!それも最高のコーヒーを人々に体験してほしいということに夢中になったからこその結果。

コーヒーだけでなく料理やお菓子も、手間ひまかけられて生み出されたものは、口にするだけで愛情を感じますよね✨
そうして今のスターバックスは、創業者の情熱と愛情が形から生まれたのです。


☕️目指すは「最大」ではなく「最高」

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続いて印象的だったのが、「最大ではなく最高のコーヒー企業になる」というビジョン。

世界83カ国で約3.2万以上の店舗を展開するスターバックスでさえ、新規出店は“ただ一つのお店のオープン”という初心を忘れません。

企業の使命(ミッション)に基づき、利益ではなく、徹底的な顧客満足にこだわること。つまりそれは「最高のコーヒーと空間を届ける」という使命です。

思い起こしてみると、スターバックスで過ごす空間はとても心地良いですよね✨
待ち合わせの前に少し立ち寄るのにちょうどいい距離にあるのでテイクアウトをしてもいいし、友人とゆっくり過ごしたい時はソファ席でくつろげる。

またどのお店に行っても素敵な店員さんがいるというイメージは誰もが感じているのではないでしょうか。

品質や空間へのこだわりを最高にするための価格設定は、コーヒーそのものだけでなく得られる体験の付加価値も付随しています。

顧客が付加価値を認めリピーターになるからこそ、スターバックスと顧客の価値の循環が成り立つのです❗️

☕️誰もが突破すべき3つのC!<自己満足・現状維持・うぬぼれ>

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スターバックスが最高のコーヒー企業であり続けるために大事にしていることは、以下の3つのCを打破することです。このことは、どの企業でも、そして情熱を持って物事に取り組む全ての人に当てはまるのではないでしょうか。

【突破すべき3つのC】
◆Complacency(コンプラセンシー)自己満足
◆Conservation(コンサベーション) 現状維持
◆Conceit(コンシート)うぬぼれ

「ここまでやったからもういいよね」
「何かを変えるのは面倒だから、このままでいっか」
「これだけやっているんだから、評価されてもいいはずだ!」

こういった感情は誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
もちろん私にもたくさんあります。そういった時は大抵誰かに言われたことをイヤイヤやっていたり、人の目ばかり気にしていたり…振り返るとあまり自分本位の行動ではなかったなと思います。

スターバックスが「最高の企業」であり続けるためにこの3つを打破しながら進むということ。

それは私たちの仕事や生活に置き換えれば「自分事で夢中になるまで打ち込む」ことではないでしょうか。そういった考えで行動する人になれば、自ずと結果や周りの環境も変わってきそうですよね🌱


☕️まとめ

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テレビCMをしない理由や人材育成法など、まだまだ伝えたいスターバックスの魅力が本書にはぎっしり詰まっています✨世界におけるカフェというカテゴリーそのものを作ったスターバックスのブランディングは、まさに創業者の情熱と愛情があったからこそ❗️

今取り組んでいる仕事において、最高の状態とは何か。
そしてそのことを生み出すために、自分は何に情熱を注ぐのか。
一番大切な根幹の部分を、考えるキッカケの本になればと思います♪







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