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DIYで玄関にコンセントを増設

玄関にちょっとしたライトを置きたいけどもコンセントがない。

というわけでコンセントを増設します。
電気工事士資格が必要です。
(電気工事士取ったら初めにやりたくなるDIY)

計画

シューズクローゼット内に分電盤があります。
ここから電源取って足元まで下ろしてこようと考えて、
分電盤の裏を細径カメラで覗いてみたんですが、
壁裏にケーブルを通せそうにないので断念。

玄関まわりの平面図

壁を挟んだ居室に既設の2pコンセントがあるので、
ここから分岐させることにします。

準備したもの

  • ケーブル VVF1.6×2C 1mくらい

  • 未来工業
    パネルボックス(あと付はさみボックス)
    SBP

  • パナソニック
    コスモシリーズ 埋込ダブルコンセント(絶縁枠付)(ホワイト) 
    WTF15024WK

  • パナソニック
    コスモシリーズ コンセントプレート(3コ用)(ホワイト)
    WTF7003W

いずれも定番品

全部合わせても500円ちょっとくらいですかね。
すべてど定番品なのでホームセンターで揃います。

手順

新築物件のコンセントはボックスを壁裏にある下地材に固定します。

増設の場合、下地材にアプローチするには
壁材(石膏ボード)をはがさなければならないので、
ボックスを下地に固定する代わりに、
石膏ボードに穴をあけて挟み込むような取り付け方法が多用されます。

①新設するコンセントの開口部をケガく

下地センサーで下地の位置をチェック。
穴開け位置は下地のない場所にします。

標準的な高さはコンセントの真ん中が床から25cm
(横向きに貼ったマスキングテープの高さ)
左側に縦向きに貼ってあるマスキングテープが下地の端です。
スライドツメが広がったときにぶつからないように
下地からの間隔も確保してあります。
(できれば垂直をとっておくとよい)

床から25cmの高さ。下地に干渉しないように

SBPの裏側、各カドに少しツノが立ててあって、
壁紙に食い込むのでケガキ中も動きにくい。
(こういう配慮が未来工業らしさ)

はさみボックス裏面の「ツノ」

ボックスを壁に押し当てながら、鉛筆で周囲をケガいていきます。
穴の大きさはなるべくボックス背面ピッタリに。

鉛筆で縁をなぞっていきます

ボックス手前についている羽は
コンセントの化粧カバーからはみ出さないように幅がわずかなので、
穴が大きすぎると石膏ボードへの固定が不安定になります。

手前の羽はたったの4mm弱しかありません
ケガき完了


②開口部の壁紙・石膏ボードを切る

よりキレイに開口したくてカッターを使いました。
(不意にロックに触れて刃が動くのがいやなので、
 カッターはオートロックよりネジロックの方が好き)

石膏ボードはやわらかいのでカッターで切れます

四隅にドリル穴開け+巾が細い引き回しノコ
の方が作業は早いと思いますし、
壁裏を確認できていない場合は、
ケーブルや断熱材などを傷つけにくいと思います。

開口できました。
向こう側に電源を取る既設コンセントのボックスが見えてます。
カッターを使って壁紙はキレイに切れましたが、
石膏ボードの方はそうでもないですね。
(切り取った部分は壁紙補修用として剥がして保管)

壁紙はきれいに切れました


③既設コンセントにケーブルを接続

ブレーカーを落として
既設コンセントを取り外し。

念の為に検電器で極性チェックします。
またブレーカーをオンにして。
白(接地側)は検電器が反応しません。
(小判穴がちょっとズレてますねw)

白線は反応なし=接地側

黒は検電器が反応して光ります。
接続は正しくされていました。

黒線は反応あり=非接地側

再度ブレーカーを落として作業に入ります。

まずVVFケーブルを
既設コンセントのボックスから、
新設コンセントの開口部に通しておきました。
(真裏なのでかんたん)

奥に見えるのが既設コンセントのボックス

用意したVVFケーブルの被覆を剥いて、
既設コンセントの空いている端子に接続。
(電気工事士の技能試験で何度もやったやつ)

器具についている剥ぎ取り寸法に合わせ
被覆剥きして接続


④はさみボックスの取り付け

VVFケーブルをはさみボックスの穴に通して・・
開口部にボックスをはめ込みます。ピッタリ。

2箇所のネジを締め上げていくと、
スライドツメが飛び出て、壁の向こうから石膏ボードをはさみこみます。
かるく抵抗があるところまで締めていきます。

はさみボックスをスライドツメで石膏ボードに固定

これではさみボックスの取り付けは完了。
(ボックス手前の羽の幅が狭くて余裕があまりないのを確認してください。
 壁の穴の幅がもう数ミリも大きいとボックスが落ちます。)

穴あけはほぼピッタリなのに、羽の幅には余裕がないです。


⑤新設コンセントにケーブルを接続

適度に余裕を持たせて余分なケーブルをカット。
被覆を剥いて新設するコンセントに接続。

白線をWに接続


出来上がり

普段の視線では見えないですが
シューズボックスの扉を開くと目に入る位置
まるで新築時から付いていたかのようなコンセント

(2020-09-30に投稿した記事の移転・再投稿です)

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