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未読

せわしかった君との

たのしかった日々も

眠りについてしまったら

全部覚えてしまったら

居なくなりそうな気がしたんだろう

記憶になる前に

探してしまう直ぐに


既読にならないまま残っていたのは

立ち尽くす僕らに他ならなくて

始まりも終わりもない循環に

身を委ねていると思えた瞬間に

つまりはそう

永遠は

感じた時に消えたらしい


記憶を辿る旅に出よう

思い出す度に迷う

せわしかった君との

たのしかった日々も

海馬に入るか迷っていた




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