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4月23日の殺意

2日連続だ2日連続

帰りに地下鉄の2番出口付近で

急いで逆走するおっさんに

どつかれるようにエルボー喰らった

いってーなコラ!

と、久しぶりに少し🤏

大きな声が出た

身長171cmの撫で肩の俺だから

最悪喧嘩に勝てると思って

そういうことしてるのかな

さて、Bダッシュで追いかけて

飛び蹴り、、はスカしたらまずいから

とりあえずラリアットで叩きつけて

みぞおちに3発革靴の先で蹴り上げて

なんてセリフ吐けばいいんだろ



挑発してきた隣のクラスのアイツを

帰りのホームルームが終わって

飛び出してきた瞬間にタックルして

髪の毛掴んで床に数回叩きつけた時も

なんてセリフを吐けばいいか

わからなかった

あーヤンキーっぽいセリフ

恥ずかしいなあとか思うや否や

先生2人に羽交締めにされた

何の抵抗もしてないのに

半殺し、いや

1/4殺しした時の捨てゼリフは

ちゃんと決めておいた方が良いのかな

そんな思考を働かせてるうちに

まもののむれ は消えていた

同時に熱量も、消えていた

よかったねおっさん

寿命がちょっと🤏伸びて

よかったね俺

人生上がる前に人生詰まなくて




高い場所からレンガ🧱を落とそうとして

喧嘩売ってきたアメフト部員を

危うくぶっ殺しかけた時

羽交締めにされた後も

熱量は残っていたはずだ

だから深夜の学生会館の屋上で

僕はアコギを弾いて

『大きい声』を出し続けたんだろう



「あたしの彼氏怒らせたら怖いよ〜」

って言われたから俺は

就活で忙しい中わざわざダイソーに行って

テキトーにカッター買って

とりあえず指を詰め🤌させようと

そいつの家に自転車で向かった時は

熱量はあっただろうか

あんまりなかった気がする

尿漏れしてんじゃないかと思うほど

元カノに電話口で謝られた末に

恋愛とかどうでもよくなって

これで詰めるわけないよなって

未開封のままのカッターを

ノースフェイスの汚い手提げに入れて

僕はマッ◯に向かった

100円の泥水みたいな

アイスコーヒー飲みながら

東海大浦安 VS 智弁和歌山 を

YouTubeで見たと思う

背番号4番の浜名投手のが

熱量があったはずだ




俺は帰国してもう2年が経ちそうなのに

未だにバンド仲間に声をかけられないでいる

捨てゼリフを吐き合った間柄でもなく

物理的に10年以上遠くにいたから

疎遠になってしまっただけなのに

相変わらずベースの彼は面白い

Xで1人で写真を使って大喜利をしている

3個くらいしかハートがついてないけど

俺が敵わないと思うのだから

もうそれが全てだし

彼の一言ネタに笑いながら

笑顔でnoteのアカウントを

消してしまいそうになる

「帰国して2年経つのに
 ただいまが言えなくて困ってる」

と、ポストして
気付いてもらえるかなあとか
迷ったけど

イケメンがどうの値踏みする貧困層

高身長がどうの値踏みする貧困層

デカチンがどうの値踏みする貧困層


のポストを見て

幾許かの殺意を無理くりかき集めた

俺に喧嘩売っていると仮定して

それが熱量になればいいと思って

確かに

Xやnoteに湧いてる

馬鹿女を利用することで

瞬間的に熱量は上がる

だけども、その辺の女が言う

所謂イケメンはよく見たらブサイクだし

所謂ブサイクはよく見たら美人だ

所謂高身長はよく見たらアンバランスだ

所謂低身長の辻先輩は筋トレなしで

隣町のヤンキー8人を半殺しにした

今更筋トレ🏋️してる奴は

辻先輩にシバかれたのが

よっぽど悔しかったんだろうけど

悪いことは言わない

これ以上低身長をイジるのはやめとけ

死ぬぞ

まあいつか必ず死ぬんだけど

と、貧困と男根に喘ぐ馬鹿女と

デカチン大好きアピールをしては

注目を浴びる、馬鹿女のフリをした

貧困と男根に喘ぐおっさん(ネカマ)が

可哀想になってきて

まもののむれ が消えていく

ミャンマーで体験した貧困とは違う

ミャンマーの貧困には熱量があった

明確な殺意も、含まれていた

必死さと、同居しながら


日本の貧困には何が含まれているんだろう

泥水みたいなアイスコーヒーかな



辻先輩は同じ苗字の調理師学校卒業して

今や地元の料亭を仕切っているから

もうさすがに

引きずり回したりはしないだろうけども

先生と同じ大学に入りましたよ!

って大学1年の夏休み

母校に勝手に凱旋したら

脳卒中の後遺症で

英語教師を不本意ながら引退されていた

そんな嶋田先生が黙ってない

身長150㎝台で

引くほど太い腕を

机に叩きつけながら

「おーいみんなあ
 喧嘩はテキトーにしちゃあだめだぞお
 喧嘩をする時は
 どちらかが死ぬまでやるのが
 ルールだからなあ!
 まあこんなチンケな進学校には
 喧嘩できる子は
 いないかなあ」

「ヤンキーが怖いだあ?
 あのなあ
 人はみんな死ぬんだぞお
 頭使って
 死ぬ気でやったら勝てるから
 やってみい
 人生詰むけどなあ
 アッハッハ」

全く目が笑ってなかった

だけど

先生の話は、隠喩だと理解した

殺意が最終的に隠喩になる

大きな大きな鍵カッコで括るべき隠喩

高身長デカチン筋肉好き貧困値踏み馬鹿女

も隠喩になり得るのだろうか

なり得たとしたら何なんだろう

例えばそれが動力となり

震わせるんだろうか

慟哭が

大きな声として

バンドに混ざり合うとしたら

4月23日の殺意も

捨てたもんじゃ、、

4月24日になってしまった

おしまいだ

残念

ここでは先入先出法は使えない

後からやってくる、新しい殺意から順に

出荷される仕組みになっている

誰が決めたって?

僕が決めたんだよ

常に新しい殺意を追えば

誰も殺さなくてすむだろうし

そうこうしてるうちに

一人称が俺か僕かなんて

noteくらいどうでもよくなるだろう

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